Princess only for me ２【ONEPIECE】 (ページ37)

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ド「フフフフッ…！嫉妬しちゃうじゃねェか！」

セ「覇気を止めろ馬鹿者」

ド「俺の娘はそんなんで倒れるほどヤワじゃねェ」

セ「……それとこれは別だ」

ド「ならAに触るな」

ずん、と空気が重くなる
居た堪れなくなり私はロシーを降りる

と、同時に派手に転ぶ
視線がめちゃくちゃ痛い

私は何も無かったかのように起き上がり一言

A「ドジった」

あとからロシーが心配そうに寄ってくる
遅いんだよな！

？「クハハハハ…随分お転婆なお嬢さんだな」

イケボで笑う誰かの声
これは……

折れるぐらいに首を曲げその声の方向を見る
呼吸が荒くなり、鼻息もやばい

あぁ…思った通りだ
心臓がドクドクと動き血が上る

鼻から何かが垂れる
次の瞬間私は

多分鼻血を吹き出して倒れた

最後に見た景色は
クロコダイルさんが焦った顔で私に駆け寄る姿だった

ロシーは知らん

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目が覚めると誰かの膝の上だった
部屋の明かりが眩しくて目を細める

ド「……目が覚めたか」

心配そうに、愛おしそうに私の顔を覗き込むドフィさん

……この顔が私は大好きだ
いつもの貼り付けたような笑みより
私だけを見つめてくれるその目が好きだ

A「…お父様？」

ド「あぁ…」

A「フフッ…お父様だ」

届くはずのないドフィさんの顔へと手を伸ばす
でもその手を取って握り締めてくれる

ほんとあなたって人は……

ボスッと頭に柔らかい何かが激突する

このムードをぶち壊したのは皆さんお察しの通り

ﾛｼ「(A！！大丈夫か！？)」

えぇ、ロシナンテくんです

正確にはロシナンテくんの頭突きですね