Princess only for me ２【ONEPIECE】 (ページ12)

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A「えぇ！？ヴェルゴさんってスパイだったの！」

ﾛｼ「極秘任務って言ってたから何かと思えば海軍へのスパイだった！…俺も不運だよな」

A「……げ、元気出せよ！」

ﾛｼ「おー、それでヴェルゴがキレて殴られ俺が動かなくなったの確認してドフィに連絡をいれ始めたから俺はローを連れて逃げた」

A「お、やるやんロシー」

ﾛｼ「フッ……、それからからドフィがなんか鳥かごたみたいな能力を使って逃げれなくしたんだろうな、俺はローが逃げれるように宝箱に隠して能力をかけた」

A「ナギナギか！」

ﾛｼ「そうだ、グラディウスにわざと見つかりローが出れるように色々と身体を犠牲にしたなぁ……思えばめちゃくちゃ痛かったわ」

A「グラディウスさんが！？え？いや、嘘だぁ……」

ﾛｼ「なんだよAグラディウスの事好きなのか？」

A「まぁ…うん」

ﾛｼ「え"、あ、まぁ、その後ドフィと対面して自分が海兵という事をカミングアウトしてだな……」

A「おお……勇気あるぅ」

私なら絶対言えねぇわ
そんな度胸持ち合わせておりません

ﾛｼ「ローには悪い事したな、あいつは政府に関わる奴らは嫌いだったから」

A「……ローくんはロシーなら大丈夫だったと思うよ！だって自分のために命かけてくれた人をっ」

ﾛｼ「だといいな…！……ローはもう鳥かごの外だと俺が嘘をつくとドフィはローを追おうとした、だから最後の力を振り絞ってこう言ってやったんだ『もう放っておいてやれ、あいつは自由だ！』ってな」

A「……」

ﾛｼ「ローにはとなり町で落ち合おうって言ったが俺の傷はとても治るもんじゃねェし、逃げれない…そのまま数回撃たれて…」

……そんなの

そんなのあんまりだ…

ﾛｼ「え、お前泣いてるのか…？」

A「だってぇ……」

ﾛｼ「な、泣くなよ…ドフィに見られたらって…俺死んでたわ」

A「ぅぅ……」

ローくんは……
辛い…………って言葉で表せないよな

ならドフィさんは？
辛くなかったのか？
……そんなはずない、信用してた実の弟に裏切られて自分の手で殺したんだ

ﾛｼ「……ローが逃げれるまで、あと少し、あと少し、って意識を保ってた」

A「ﾋｯ………ｳｯ…ｳｳｯ」

ﾛｼ「…………そして気がついたら幽霊になってドフィの隣にいた、ずっと寝てたみたいな感覚だった」

A「………ｳｯ…ﾋｸﾞｯ……」

ﾛｼ「……ごめんな」