〇 ページ10
私達は良さげな店に入り化粧品コーナー的な所に行く
……おお、口紅の数エグイな、
どうやら、この世界にもブランドがあるらしく キッドちゃんが元々持っていた化粧品のブランドを探すと値段も数も凄かった
これは悩むぞ……、
「うーん」
「…どうした お頭」
「いや、口紅の色…12番か14番か…それとも初めてのピンク…3番にするか迷ってるんだ…」
「？？ピンクは持ってないんですか」
「ああ、私と言えば"赤"だろ」
ニヤリと笑いながら 赤色の爪で赤色の唇を指す、ヒートくんは違いないといった様子で何度も頷く
ま、私というかキッドちゃんと言えば赤でしょ〜！？こんなに赤の似合う美女はいないよ！！全く！
「ヒートはどれがいいと思う？」
「……12番」
「よし来た！…じゃあさっさと買ってキラー探すぞ！」
会計を済ませた後 キラーくんを探すべく街を更に探索
しかしキラーくんは見つからない
まじでどこに行ったんだあの男！
ま、まっ、まさかキッドちゃんという超絶可愛い幼なじみがいながら女を探しに行ったとか！？！？
いや、…待て待て、あのキッド全肯定ボーイが他の女にうつつを抜かす事なんて天地がひっくり返っても有り得ない！
街ゆく人に青と白のシマシマ模様の鉄仮面を被った男を知らないかと聞いて回れば、ついに小さな酒場に辿り着いた
…随分怪しい感じの店だな？
では早速お邪魔しますと勢い良く扉を開けた瞬間、鼻にツンと突くような鉄の臭いがした
店には電気が付いておらず真っ暗闇…
「…ってうおぉい！何だヒート、この手をどけろ！」
「…キラーさんいましたよ」
「ん？キラーがそこにいるのか？」
「あ〜、今ちょっとお取り込み中ですね……」
え、女か？！
と言う私の声は突然の爆音で掻き消された
なんだなんださっきから！ヒートくんは急に私の目を手で覆って来るし 何かが崩れるような爆音が聞こえるし…
「…キッド、なんだその格好は…」
パッと、目の前が明るくなったと思えばキラーくんが立っていた
私の肩に手を置き仮面越しに服をじろりと見てくる
おっ、もしかして……
「…キラー！この服の良さが分かるのか！どうだ！いつものより動き安いしイカスだろ？」
キラーくんとヒートくんは頭を抱えた
どうした、と問えば、世界一似合ってて綺麗だが露出が多いから次からはやめようなと言われた、そんなぁｯ……！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 203人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ベリル(プロフ) - ふじかくしさんの書くきっどくん、きっどちゃん最高に面白いです！きらー達と無事再会出来る事を願います！更新頑張って下さい！ (2022年8月2日 23時) (
レス) @page46 id: f6e00c6132 (このIDを非表示/違反報告)
アイセ(プロフ) - すっごく面白いです！！続き楽しみにしてます！！ (2022年7月29日 5時) (レス) @page20 id: 6d7754e057 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ふじかくし | 作成日時：2022年7月24日 19時
