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そして、ジャスコだかディスコだかわからん奴がケイミーちゃんと一悶着起こした
まあそれはレイリーさんの覇気によって終わるんだけどね！生でこのシーン見れるの最高過ぎるｯ！！
「おや…キミは…、"南の海"の女王じゃないか！新聞で見るより遥かに綺麗だな」
なっ、ななっ！？冥王シルバーズ・レイリーに話しかけられた！？！
てかなんでキッドちゃんの事知ってるんだ！？しかも綺麗って！！きゃっ！よく分かってるじゃないですか！！！
「…！？私を知っているのか」
「…ふふ、誰もが知っているさ、キミはキミが思っているよりも有名人だ」
「……冥王、にそう言って貰えるなんて光栄だな」
「懐かしい呼び名だ、私を知っていたのか」
「ああ、"有名人"だろ？私よりもずっと」
「今はしがないコーティング屋として隠居中だがな、わははは！」
「…そんなアンタがなぜこんな所にいるんだ」
「ん？ああ、ギャンブルに負けてしまってな、金がないから貰いに来た」
「……」
「キミ達は観光で来たのか？」
「そのつもりだったが…何故か売られる事になった」
「それは災難だったな」
「いや、そうでも無いらしい」
「と言うと？」
「偶然とは言えアンタに会えたからな」
ぱちくりと目を丸くしたレイリーさんは少し考えた後立ち上がり私の近くに座り直した、なんだなんだ？動揺してヒートくんに近付くと不意に腰に手を入れられ寄せられる
ち、近い！！しかもなんかいい匂いする！！！
くっ、これが"冥王"か！
レイリーさんは耳元でボソッと
「このまま一緒に逃げてしまおうか」と言った
……この人相当なやり手だｯ！？
しかしその口説き文句は私には効かーーん！！
…思わず はい♡って言いそうになったけどｯ…全然効いてないよ？！ほんと効いてないからね？！
この百戦錬磨の男堕としガールを舐めてもらっちゃ困るぜ！！
「…欲しかったら捕まえてみな」
と私はレイリーさんの耳元に言い返し、ヒートくんの方へと逃げた
これだから恋愛経験豊富なイケオジは…
そして そんなやり取りの隣ではケイミーちゃんが静かに涙を流していた
ちょっとほっとけなかった私はケイミーちゃんの近くに行きハンカチを差し出す
ん？なんでハンカチなんか持ってるのかって？そんなのキラーくんが持たせてくれたからに決まってるだろ、私は自主的にハンカチを持つほど女子力ないんだよ！自分で言ってて少し悲しくなったぞこのやろう
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ベリル(プロフ) - ふじかくしさんの書くきっどくん、きっどちゃん最高に面白いです！きらー達と無事再会出来る事を願います！更新頑張って下さい！ (2022年8月2日 23時) (
レス) @page46 id: f6e00c6132 (このIDを非表示/違反報告)
アイセ(プロフ) - すっごく面白いです！！続き楽しみにしてます！！ (2022年7月29日 5時) (レス) @page20 id: 6d7754e057 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふじかくし | 作成日時：2022年7月24日 19時
