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ペンギンside
「おっ、気分はどうだ？」
えｯ！！すごい美人！？
…あ、さっきの女の子か、
どうやらこの女の子の笑顔にやられておれは気を失っていたらしい…久しぶりの上陸＆女性への免疫が足りてない状態であの顔はまずかった…、
美人の笑顔はほんと凶器だ…
なんて考えながらボーッとしていると大丈夫？と不意に覗き込まれ、顔が熱くなる
大丈夫だと慌てて離れれば良かったと外を眺め始めた、…油断も隙もないな、全く……、
どうやら人が気を失っている間にまた何か乗り物に乗ったらしい
あれ？そういえばここまでどうやっておれを運んだんだ？疑問がそのまま声に出ていたのか、少し笑いながら私がおぶったと女の子が答える、………恥ずかしい、、
女の子は熱心に外を眺めている
「…？何を見てるんだ？」
「ほら見てみろ…だいぶ上ってる」
上ってる？
言われるがまま外を眺めれば確かに上っていた、…あ、観覧車か！ボーッとし過ぎて気付かなかった…
「ふふ、良い景色… これが見たかったんだ」
おそらく独り言であろう
シャボンディパークに連れてかれて随分と乗り物に乗らされたが、この女の子の目的は観覧車だったのか…、
確かに1人で観覧車はハードル高いよな、見渡す限り恋人と家族連れしかいない場所で観覧車の中もだいぶ広いし
おれもベンチで待ってる間 観覧車が見えてちょっと気になっていたから、まあ満足かな…、
…ん、？待ってる…間……、
……あ、！ あぁっ！そうだおれ、シャチを待ってたんだった！！
背中にどっと変な汗が流れた
隣で目を輝かせている女の子には悪いけどもう帰らないと、
あいつが心配してるとは思えないがこの広いシャボンディ諸島ではぐれるのはまずい
「あ、あのー、おれ……そろそろ戻らないと、いけなくてですね…」
「わかった、付き合ってくれてありがとう」
「……いえ、」
なんだ…随分あっさりと解放してくれるのか、それをちょっとだけ残念に感じながら 観覧車での残り時間を楽しんだ
帰り際に 付き合ってくれたお礼にグラマンあげる！とお菓子を貰った
グラマン…？ああ、ここの土産か
という事はシャボンディの人なのか？
いや、でもどっかで見た事ある顔してたんだよなぁ…､あんな美女１回見たらそうそう忘れることないと思うけど、
ほんと、どこで見たんだっけ…？
また会えたら良いな！と女の子は言い、人混みの中に消えて行った
……もう会うことは、ないだろうな
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ベリル(プロフ) - ふじかくしさんの書くきっどくん、きっどちゃん最高に面白いです！きらー達と無事再会出来る事を願います！更新頑張って下さい！ (2022年8月2日 23時) (
レス) @page46 id: f6e00c6132 (このIDを非表示/違反報告)
アイセ(プロフ) - すっごく面白いです！！続き楽しみにしてます！！ (2022年7月29日 5時) (レス) @page20 id: 6d7754e057 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふじかくし | 作成日時：2022年7月24日 19時
