よろしい、ならば共闘だ(笑)【鬼滅の刃】

佰捌拾 ページ10

何週間か経った頃
やっと任務再開許可がおりたので今日の夜から行こうかなと思いながら街で買ったカステラをある場所に運ぶ



そう、煉獄さんの部屋だ

思ったより大怪我だった煉獄さんはしばらくは任務禁止とお館様に言われたらしく柱をお休みしている


そりゃそうだ、あんな怪我で任務とか無理があるよ




三回ノックをすると煉獄さんの声の他に他の人の声もした


中に入ると炭治郎と煉獄さんが二人……


え？二人？
え、あ、ちょ、



炭治郎「A！元気そうでよかった！」

「うん、元気だよ」

杏寿郎「よもや！今日は隊服ではないのだな！その格好も似合っているぞ！」

炭治郎「ですよね！！」

杏寿郎「ああ！まるで人妻のようだ！！」

？「あ、兄上っ！それは失礼では……」

炭治郎「ひっ、人妻！？…た、確かに」

？「炭治郎さんもっ！……す、すみません！兄上に悪気は…」

「あ、大丈夫です、よく(他の隊士の方々にも)言われるので」

？「は、はぁ…」

「えっと、その、」

？「あっ、申し遅れました、私 煉獄千寿郎と申します」

「あ、はい、私は 鬼殺隊 階級乙 月陽Aと申します」

千寿郎「月陽！？…では兄を助けてくれたのは、」

炭治郎「この人だよ」

千寿郎「月陽、さん、ありがとうございますっ…ほんとにありがとうございます」

「いえいえ」


ガサゴソとカステラを取り出し煉獄さんの隣にある小さな机に置いておく


「ではお大事になさってください」

杏寿郎「うむ！ありがとう！」

「千寿郎くん、はい、飴ちゃん」

千寿郎「…ありがとうございます！」

炭治郎「もう行ってしまうのか？」

「任務禁止令がやっと解けたから久しぶりに殺ってくる」

炭治郎「そっか、なら行く前に善逸達に会ってやってくれないか？善逸が会いたがってた」

「分かった、はい、炭治郎も飴ちゃんね」

炭治郎「(あ、飴ちゃん……)ありがとう」

「失礼します」








廊下はすっかり夕日で染まっていた

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