よろしい、ならば共闘だ(笑)【鬼滅の刃】

〔番外編〕今世の獪岳 ページ25

※前世の話
※夢主の訃報
※善逸の記憶









岩柱の所での柱稽古も終わり

その日俺と炭治郎と伊之助と任務を終えて蝶屋敷に帰ると屋敷全体から耳を塞ぎたくなるような音が出ていた


炭治郎もその異変に気づいたみたいで
屋敷に素早く上がると
アオイちゃんがいて俺たちの顔を見た瞬間
絶望と悲しみの音を出した

どうしたんだろう
俺たちが何かしちゃったのかな
アオイちゃんに案内された場所に行くと

しのぶさんがいつもの笑顔ではなく
真顔で俺たちを待ち構えていた

美人の真顔ほど怖いものはないのである

その場で正座させられ
落ち着いた声で聞かされた





Aちゃんの訃報

一瞬時が止まったかのように感じた
意味が分からなかった

アオイちゃんは泣いていた

炭治郎は固まっていた
ドクドクと心拍数が上がる
身体中から変な汗が流れる


やっとの事で開いて言葉を発した俺の口は

『嘘、ですよね……？』


そんなことを言っていた
嘘ならどれだけ良かったか


しかも死因が

鬼に喰われて、って



なんで鬼に喰われたんだよ
Aちゃんが負けるほど強い鬼だったのかよ
涙は収まることを知らない

炭治郎は縋るような形で嘘と言ってくれとしのぶさんに何度も何度も言っていた



だが、それからの話の方が俺たちの心を締め付けた


なぜなら



『Aさんは鬼になってしまった親友を受け入れ 自ら喰われに行ったらしいです…』


誰かなんて直ぐに分かった
俺がやる事も直ぐに決まった



俺は鬼になった "お前" を兄弟子とは思わない


Aちゃんを

親友を


喰う奴など









Aちゃんの訃報は

じいちゃんの訃報から十日後の事だった









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我妻善逸

岩柱の所での柱稽古の際にじいちゃんの訃報と兄弟子が鬼になったことを知りSAN値ピンチ
やっとの事で柱稽古を終えて久しぶりの三人で仲良く任務完了！やったぁ！をやっていたら蝶屋敷でAさんの訃報を聞いてもうSAN値ピンチ所じゃない、幸せの箱にヒビが入った





竈門炭治郎

久しぶりの任務を終えて善逸もなんか大分落ち着いたな！良かった！と思っていたらしのぶさんから突然のA訃報カミングアウト(？)でSAN値持って逝かれた、漢字通り色々と逝った
幸せの箱は砂のようにサラサラと崩れ始めている






嘴平伊之助

任務ひゃっほーい！してしのぶのとこ帰ってとっとと天ぷら食う！と思ってたらAが死んだらしい、暫く何も喋れない
幸せの箱に小さな穴が開いた

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