検索窓
今日:3 hit、昨日:16 hit、合計:424,943 hit

佰捌拾陸 ページ20

恵誇「次はお使いに行って頂戴」

「この紙に書いてあるやつを買ってくればいいんですか?」

恵誇「そう、夕方までには帰って来なんし」

「はい」




ドタバタで始まった廓生活は大波乱だ
昨日は炭治郎がおでこの傷の事で女将さんに大激怒されて何人かで止めに入った

それからは荷物運びやら何やらして物置部屋みたいな所で炭治郎と二人っきりで寝た
遊女って大変なんだなぁ、と再認識


今日は六時ぐらいに起きたはいいけどみんな寝てるしどうするよって炭治郎と二度寝
八時にまた起きちゃってとりあえず顔洗って廊下の雑巾がけをしていると何故か怒られた
手が荒れたら駄目だとか……


とりあえず荷物運びやお姉さん達のお稽古のお手伝いをしてお昼ご飯を食べたあと
恵誇姐さん(なんかお世話になっているお姐さん)からお使いを頼まれたのでいそいそと準備をする
ちなみに姐さん達は昼見世で忙しい



痣だけを白粉で隠して羽織を着て
草履を履いて立ち上がると


炭治郎「あれ?どこか行くのか?」

「炭ちゃん……、お使いだよ」

炭治郎「そうか!気おつけてな…!」

「うん」








昼間でも華やかな花街は人が多い
スタスタと避けながら目的の菓子屋さんに入る
紙を見ながら注文を終え、外の椅子で座って待っていると




天元「よう、」

「あ、宇髄さん」

天元「何してんだこんな真っ昼間から」

「お使いですよ、お使い」

天元「菓子を買いにか?」

「はい、なんでも花魁に渡すお菓子みたいで」

天元「ほぅ」

「宇髄さんはどうしてここに?」

天元「様子見だよ、悪い様にはされてねぇみたいでよかった」




ポンッと頭を撫でられ
スタスタと歩いて行く宇髄さん






嗚呼……格好良いなぁ

佰捌拾漆→←佰捌拾伍



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (580 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2070人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 愛され , トリップ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ふじかくし(プロフ) - 崖っぷちさん» 嬉しいです!ありがとうございます!頑張りますっ! (2020年3月25日 19時) (レス) id: 6d3dab76b3 (このIDを非表示/違反報告)
ふじかくし(プロフ) - ほやっくさん» ありがとうございます!嬉しいです〜!不死川さんですね、兄弟で後ほど出す予定でしたので遊郭編が終わるまで暫くお待ち下さい!猗窩座さんは…ちょい先になるかもです! (2020年3月25日 19時) (レス) id: 6d3dab76b3 (このIDを非表示/違反報告)
ふじかくし(プロフ) - とーやさん» 頑張ります!ありがとうございます! (2020年3月25日 19時) (レス) id: 6d3dab76b3 (このIDを非表示/違反報告)
崖っぷち - 一日で一気に読んでしまうくらい、とっても面白いお話でした!!このシリーズ大好きになりました(*^^*)更新頑張って下さい、応援しております!! (2020年3月25日 16時) (レス) id: e530a63a6e (このIDを非表示/違反報告)
ほやっく(プロフ) - このシリーズ大好きです!!ずっと応援してますー!…それで初コメで早速要望… 不死川さんんんぜひお願いしたいです…!あの優しさがすごく好きなんです(( それか、あかざ殿… (2020年3月24日 23時) (レス) id: f8046942e5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ふじかくし | 作成日時:2019年12月29日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。