よろしい、ならば共闘だ(笑)【鬼滅の刃】

佰捌拾伍 ページ19

元の部屋に戻ると原型をとどめてないほど厚化粧でへんちくりんな髪型にされた三人がいた



「……えっと」

善逸「あ"ーーっ！！ダメダメ！こんなに可愛い子を遊郭に潜入させるとかダメです！無理無理！俺なら直ぐに身請けしちゃう！」

炭治郎「こ、これは……」

伊之助「誰だお前」



おい伊之助
それは傷つくぞ



「鬼殺隊 階級甲 月陽Aです」

伊之助「Aか！？」

炭治郎「階級甲！？」

善逸「あああっ！可愛い！！可愛いなぁ！」

天元「派手に化けたな」

「なんかデジャブ」





それからは早かった
宇髄さんも化粧を落として髪を下ろし
着流しで藤の家から出てきて四人で絶句

私だけなんか横抱きされながら花街に向かう


嗚呼、この門通ったら生き地獄ってね
女の子を捨て女になります言うてね
身は売っても心は売らんってね

たくさん話あるよな遊郭
しかもその大半がドロドロした話





天元「あの店から行くか…まずはAと一緒に一人売れればいい方だ」

「あはは…私売る前提なんですね、なんなら男装したかった」

善逸「うぅぅっ……Aちゃんを売るなんてぇ…」

「身は売っても心は売らないから大丈夫」

善逸「それ全然大丈夫じゃないからね！？なんで身売る前提なの！？」

「確かに」






店の中に入って待っていると楼主とその奥さんが来た
私を一目見るととても目を輝かせた
解せぬ



？「そ、その子はいくらだい？是非うちで引き取らせて貰いたいね」

天元「おや、お目が高い奥さん この子は派手に美人だって噂されてたぐらいなんだからな、そうだな…百二十銭はどうだ」

？「もちろん！こんな美人が百二十銭ならお得だよ！」

天元「嗚呼、奥さんちなみにもう人引き取って貰えないか、安くしとくぜ」

？「じゃあ真ん中の子を貰おうかね…素直そうだし」

天元「じゃあ二人頼むわ 悪ィな奥さん」



？「ハイハイ、こっちに来て炭子、アンタは化粧が分厚いのよ Aはあっちが人手不足だから手伝って」

「は、はい」





こうして私は炭治郎こと炭子ちゃんと遊郭で鬼を探す為の潜入任務が始まったのであった









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大正コソコソ噂話

当時の五銭は今の百三十円と同じ価値だったらしいよ！

だから百二十銭は四千二百円ぐらいですね

当時遊郭に売られる女の子は大体千三百円ぐらいで買われていたのでAさんは高いですね

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