よろしい、ならば猛攻だ(笑)【鬼滅の刃】

佰伍拾参 ページ23

三日……？


え、いや、三日って…

やばくね？
そんなに睡眠不足だった？



童磨「全く起きないから怖くなって医者まで呼んでしまったよ」



何をニヤニヤしながら怖くなっただ
この野郎

まあ……感謝はしてますけど！！



忘れるな私
こいつは人を沢山食ってるんだ

私が今ここで殺る
そうすればまたここに戻ってくる必要も無い



腰の刀に手をかける



童磨「俺を殺す気かい？ ならもう少し着飾っておくれよ」

「……は？」

童磨「その格好はもう唆られないなぁ」

「いや、知らんし」

童磨「はい！着替えてきて！そしたら相手してあげる！」



……このクソ教祖！
おうおうおう！派手に着飾ってきてやるよ

もうド派手にな！！(影響を受けやすい女)







襖を勢いよく閉め
廊下を猛ダッシュ

近くにいた信者を捕まえる



「すみません、着飾って貰えませんか？」

？「…はい？」

「あの、教祖様が……」

？「嗚呼！教祖様にそう言われたのですね！ではこちらです！」




手を引かれ入った場所は
色々とごちゃごちゃとしていて

端の方にある座布団に座らされ

顔に粉をぶっかけられた
その次は目に何かを書かれ
口紅もつけられた

普通服からじゃね？とか思ったけどまあもうなんだっていいや

次は着物
芍薬柄の可愛らしい着物を着せられ
帯はもちろん紅色

これ動けるか？
え？無理じゃね？
ここまできつくされたら……
ちょ、自分でも脱げなくなる


髪は結われた
あ、結われるなら村田さんに貰った髪飾り付けたい


風呂敷を漁り 木箱を取り出す
信者の方に渡すと笑顔で付けてくれた
信者の方はいい人なんだよなぁ
なんか不憫だね


？「出来ましたよ！とってもよくお似合いです！」




鏡には私とは思えない別人のような格好をした自分がいた

……こうしてみるとどっかの金持ち令嬢みたいだな


仕方ない、これで殺りに行こう

裾を開けば走り回るぐらい出来るでしょ






さっきまで晴れていた空は
雨が振りそうなぐらい曇っていた

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