よろしい、ならば反撃だ(笑)【鬼滅の刃】

佰壱 ページ2

大人しくベッドに戻った善逸の近くに椅子を持っていき 座る


布団をかけてあげ
ぽたぽたと垂れ続ける涙を手で優しく掬う
あー、ちょっと目腫れてる、
せっかくのいい顔が……

左手で涙を掬い
右手で布団をぽんぽんと叩く

「(やば…私 子守唄とか知らないよ、……きらきら星でもいいかな？ いや、それはちょっと)」


……あの歌しか、昔誰かが歌ってくれた
子守唄なのかは分からないけど


「……こん こん 小山の子うさぎは なあぜにお耳が長うござる」


ぽんぽんと布団を叩きながら歌う
というか歌詞合ってるかも分からない…

善逸は最初こそ驚いていたが今はもう眠そうだ


「小さい時に母様が 赤い木の実を食べたゆえ……って」


三週目に入った所で すぴすぴと寝息をたてて
寝てしまった

「おやすみ……」


頭をそっと撫でて立ち上がる
ふと、視線を感じ 後ろを向くと
炭治郎と目が合った


だがバツが悪そうに目を逸らす

……可愛い、
よっしゃ お姉さんもう少し、頑張るよ…
椅子を炭治郎のベッドの近くに移動させ、座る
炭治郎のふわふわした髪の毛を触りながら
また、歌う


「こん こん 小山の 子うさぎは なあぜにお耳が長うござる 小さい時に母様が 長い木の葉を食べたゆえ それでお耳が長うござる」


撫で慣れていないのか
炭治郎はオロオロしていたが頬がゆるゆるだったので嬉しいのだろう

窓を見れば
オレンジ色に染まったカーテンが見え、
あーこれ下手したら四徹目に入るんじゃね？と思った 死んだ 泣いた



撫でる手は止めずひたすら歌う

やがて炭治郎も眠そうにウトウトし始めた
寝るまいと頑張っているのか
こちらを半目でじっと見つめてくる

半目でも安定のイケメン
世界は残酷だねぇ…



何回目かの歌を歌い終わると
炭治郎は目を閉じていた
うん、寝顔が国宝級

ご馳走様です




……さて、今度は私が寝る番ですね？？
よし！早く寝よう！
アオイちゃんはどこだ！どこだ！

とりあえずアオイちゃんを探そうと立ち上がる

……が、キュッと指先が掴まれた


炭治郎「ど、こに……いく…んだ…？」

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