よろしい、ならば降参で(笑) 【鬼滅の刃】

陸拾参 ページ14

炭治郎視点






浅草での任務が終わり次の任務に向かう途中
我妻善逸という男に会った

女の子に迷惑をかけていた所を俺が見つけたのが善逸との出会いだ

それから善逸と同じ任務ということが分かり、一緒に向かうことになった
鴉が早く早くとうるさいので早足で向かう


すると変な屋敷があり
そこには小さな子供達もいた









……事情はよく分かった
さてどうしたものか






善逸と共に屋敷の前まで来たのはいいが…
痛いなぁ……
肋が歩く度にズキズキと痛む
それになんだか嫌な予感がする


ふと次の瞬間
鼓の音がし、二階から男の人とAが落ちてきた

そう、Aが落ちてきたのだ
見た所怪我はないが着地出来なければ大怪我を負う可能性もある

だけど俺は足が動かなかった
否、動かす隙も無かった


Aは空中で一回転したかと思えば男の人を横抱きにして着地していた、見惚れてしまうほど美しく
いつの日か禰豆子と見た蝶のようだった

その男の人の手当を素早く終えると、二階に飛び移りまた屋敷に入ってしまった

しばらく放心状態だったが
何回か瞬きをして心を落ち着かせる
大丈夫だ大丈夫、俺は長男だから
こんな怪我ぐらい耐えられる


痛む肋を気遣いながら善逸に話しかける
……いや、いいんだ
善逸からは本当に怖がる匂いがするから
別にここで待っていても？別に俺はいい
だが、鬼殺隊としてそれはどうなんだ？
無理意地するつもりはないぞ


禰豆子が入っている箱を子供達に預け
俺と善逸は屋敷の中に入った

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