よろしい、ならば降参で(笑) 【鬼滅の刃】

漆拾 ページ21

オムレツライスを食べ終え店から出てボーッとしているとお会計を終えた月彦さんが笑顔でこちらに向かってくる

……待てよ
この人鬼舞辻さんじゃね？

やっば、なんで気づかなかったんだろう
最近感覚鈍くなった？おお、怖い怖い



無惨「お待たせしました」

「お久しぶりですね、鬼舞辻さん どうです？少しマシな格好になってますか？」

無惨「……気づいたか」

「はい」

無惨「お前は鬼になって貰う」

「無理ですね、私今鬼殺隊って組織に入っているので鬼になるのは…」

無惨「ならば鬼殺隊をやめろ」

「獪岳くんが可哀想なので無理です」

無惨「…その男に唆されたのか」

「物騒な言い方しないでください、獪岳くんはキュアッキュアッなんですから見たら鬼舞辻さんきっと惚れますよ」

無惨「そういう趣味はない」

「趣味とかの問題以前にほんとに可愛いんですよ、獪岳くん」

無惨「……ほう？ ならそいつを鬼にするか」

「そんなことしたら私はあなたを斬りますよ」

無惨「随分な自信だな」

「勿論 愛の力舐めないでくださいね」

無惨「ふっ… 面白い、まあいいだろう…一つ聞く、耳に花札のような耳飾りをつけた鬼狩りをお前は知っているか？」

「……知人にはいないですね、」

無惨「ほぅ…？」

「んぁっ！？」


不意に腰を引き寄せられて鬼舞辻さんに抱きしめられる形になった

うん、イケメンやな



「あの…」

無惨「少し黙っていろ」


あ、鬼殺隊だ…
いや、この体制誤解されそうだから嫌なんだけど
てかこの人いい匂いだな…ちょっと嗅がせて貰う
スンスン、……香水かな？
蜜柑みたいな匂いする

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