よろしい、ならば降参で(笑) 【鬼滅の刃】

陸拾陸 ページ17

……まあ…その、なんだ

大体見当はついた
善逸が伊之助から守っていた箱に鬼が入っていたのだろう
でもなんで気づけなかったんだろ、
どうして炭治郎は鬼を連れているんだろう




もしかして……拘束プレイ？いや、放置プレイか？
…まさか炭治郎お前……
サディストだったの？あんな仏のような笑みを持ちながらそんな事を…

しかも鬼とか…、と、とんでもねぇ炭治郎だ


とりあえずその鬼の安否を確認しよう
今は鬼より炭治郎の方が危険に感じる




スパンッ！
と、音を立てて襖を開ける

炭治郎と善逸が驚きこっちを見るが

私は瞬時に鬼の手を後ろで拘束し、首に刃を当てる
そしてちゃんと炭治郎とは距離を置く

よく見たらこの子…
口枷をしておるではないか！

やはりそういうプレイ？？？ど、ド変態！

でもこの子は解放しなさい！
あ、なんか震えてる、そんな怖い顔してるかな私
鬼って大体見つめると怯え出すんだけど、なんで？


炭治郎「禰豆子！！」

「(名前まで！？しかも凄い必死…、炭治郎お前……とんでもないな、まじでこの子に手出してないだろうな？こんな天使みたいな子に口枷付けて…、とりあえず君は)動くな(、絶対に動くな！君が)動けば(君を私が)斬る」

炭治郎「…！！ 違うんだ！禰豆子はっ！」

「何が違うの(炭治郎、正直になりなさい)ほら、言ってみて(、絶対引かないから…さ…)」

炭治郎「……妹なんだ！！俺の！禰豆子は人をっ」

「妹…？(なるほど洗脳してからの親近プレイ、はい、ちょっとよくわかんない、ハハハハ…)笑えない冗談(は やめてよ炭治郎、冗談)だ(、だよ…ね？)」

炭治郎「本当だ！禰豆子は人を一度も食った事はない！もし食ったら禰豆子を斬って俺は切腹する！」

「……(いや、食った食ってないじゃなくて…、そこは今はどうでもいいんだ、うん、ほんとの妹ならそれでいいんだけど…その、口枷はどう言い訳しても…それより思ったんだけど……炭治郎お前…妹ならちゃんと守れよ…)」


まあ…その、オートバトルモードに追いつくのはちょっと大変かもだけど、こうやって話す暇があったら全力で取り返しに来い！男だろ！


…本当に優しいんだろうな
ごめんな…マニアックなプレイが好きなド変態野郎だと思っちゃって、(超失礼)

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