よろしい、ならば退散で(笑) 【鬼滅の刃】

参拾漆 ページ37

次に金髪の男の子が泣きながら来た
こっちを見るなり血走った目をこれでもかってくらいひん剥いてる

……どうしたのかな

そのままプルプルと肩は震わせながら荒く息をしている、ほんとにどうした、？

玄弥はまだ起きない
ちょっと手刀強かったかな…
蝶々の美人さんはニコニコしながらぼーっとしてる

まだ説明が始まんないって事は他に生き残った人がいるのか…？
そう言えば炭治郎と伊之助がいないや
二人とも無事だと…


炭治郎「ぁ」

「あ、」

噂をすれば…炭治郎、ボロボロだ
頭には七日前私がつけた手ぬぐいがそのままついていた

炭治郎「A！！」

次の瞬間
炭治郎は勢いよく私に抱きついて来た
ちょっ、…あれ、心做しかいい匂いする
さてはお前…風呂に入ったな？…それはないか、

…んんッ
失礼…んんッんッ、ん
可愛い、相変わらず可愛い

だが私は君と一緒にいられない…
そんな曇りなき眼で見られると悲しくなるんだよ
私の下心ありまくりの眼を…いや、下心はないな

ちょっとだけ個性的な性格？濁った眼？

まあ…そんな感じで罪悪感があるので……
あと忘れてたけど私玄弥をおぶってたんだ


「玄弥に負担がかかっちゃうから一旦退いてほしい…」

炭治郎「っ！ ご、ごめん」

うっ、そ、そんな顔しないで…
無理！無理無理、
……でもしょぼくれた顔も可愛い、


「(今は玄弥を)背負ってるから、負担かかる(だから)あとで(お姉さんに抱きついてね)」

炭治郎「…嗚呼！そうだな…その人は…うん、気絶してるだけみたいだ…良かった」

炭治郎の傷もすごいのに…他人の心配…
カッコよすぎでしょ…
炭治郎絶対長男だ(偏見)



？「お帰りなさいませ」


そんな声が聞こえ周りを見渡すと私の他に四人居て







その中に伊之助はいなかった

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