よろしい、ならば退散で(笑) 【鬼滅の刃】

参拾肆 ページ34

朝日が眩しいなぁとか思いながら来た道を戻る


？「あ、あのっ」


あ、この子忘れてた
…なんかどこかで聞いた事ある声だな



？「あっ、ありがとう！君強いんだね？！」

「……(まあ、)」

？「あのッ、」



お礼はいいよ、少年
人として当然の事をしたまでだからね

少し気になるのは…
顔が泥だらけってとこかな
玄弥の顔を拭いた手ぬぐいしかもうないけど
一応川で洗ってあるから大丈夫だよね、半乾きだけど…臭くはない、はず


？「へぁっ！？…ちょ？」

頬に手を添えて顔を拭いてあげる
涙目になった金髪イケメンはアワアワと慌てている


「…綺麗な顔が台無しだよ」

？「え、」

…ちょ、何そのマヌケ顔
せっかくいい顔してるんだから
その後は半場強引に手ぬぐいを押し付けて来た道を今度こそ戻る

？「待って！…その、名前教えてくださいぃー！」


後ろから大きな声で話しかけてくる金髪イケメン
私はそんな大声出せないから聞こえないかもだけど、一応言ってあげるか

振り返り 男の子を見る

「ふふっ… 月陽A」


ごめん、顔が面白すぎて笑っちゃった
申し訳ない気持ちになり 居た堪れなくなったので私は走る、丁度オートバトルモードに入ったので木に飛び乗りながら距離をとった

眠い、
ほんと昼夜逆転生活治さないと
今日も朝から寝る









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目が覚めるともう日が昇り始めていた
嘘だろ……丸一日寝たのか私

よく鬼に襲われなかったな…
運良すぎ、今年大吉か？

腰と首が痛いが これで昼夜逆転生活が治りそうだ 良かった良かった！
そう言えばみんな無事かな
炭治郎に玄弥に金髪の子

だいぶ知り合いが増えたな
あ、あの蝶々の髪飾り付けてた女の子は無事かな？可愛い女の子だったな…
私とは大違い、まあこの世界の顔は気に入ってるけど、どちらかというとイケメンの部類だよね

不思議ちゃんって感じで結構好みだったから生きてるといいな




そう言えば鬼って昼間どこにいるんだ
もう昼夜逆転になるのは嫌だし夜に鬼殺りたくないな
…もしかして鬼は、太陽が苦手？

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