よろしい、ならば退散で(笑) 【鬼滅の刃】

弐拾玖 ページ29

？「アイツの弟子はみんな殺してやるって決めてるんだ そうだなァ 特に印象に残っているのは 二人だなあの二人」


背中に変な汗が流れた


？「珍しい毛色のガキだったな 一番強かった 宍色の髪をしてた 口に傷がある」


嗚呼、そうか…だから


？「もう一人は花柄の着物で女のガキだった 小さいし力もなかったが すばしっこかった」



……錆兎、真菰
鬼は名前を知らない様だが、私には直ぐに誰の事か分かった
そのあとも鬼は何か言っていたが聞き取れなかった、なんせ木の上から会話を聞いているからね
…鱗滝さんはだからあんなに悲しそうな声で私を送り出したんだ

家族でも友達でもないし、たった一度会っただけの知り合いだとしても同情ぐらいはする
自分が送った弟子が七日から何日たっても帰って来なかったらどういう事かすぐ分かるはず

……辛いなぁ
大正時代ってこんなにハードなんだ



ピリピリと空気が変わった

炭治郎だ
炭治郎が怒っている

知り合いだったのだろうか
それとも単純に同情したのか
炭治郎の事だからどっちも有り得る
優しさも時には自分を締め付けるね

次から次へと伸びてくる手を荒く切り落とし、間合いに入ろうとしているが


次の瞬間

横から来た鬼の手によって投げ飛ばされ木に当たり、そのまま目を閉じた
頭に付けていた狐のお面は割れていた

炭治郎と一緒にいた男の子はこの期に及んで逃げ出してしまった、



嗚呼、私が助けないと







" オートバトルモードに入ります "









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大正コソコソ噂話

Aさんは基本的どの鬼にも恐怖や嫌悪感などは感じません
大体ちょっと嫌な感じの奴だな〜程度で済ませます

また 全てにおいて他人事なのはトリップしてきたからこれは現実とは少し違うと解釈している為です

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