【アイカツ！】空への一歩！！

19話 ページ22

蘭「だめ！もういっかい！

もっと胸張って真っ直ぐ歩くんだ！」


『っ、はい！』


蘭「やり直し！」


『ごめんなさい！』



…おはようございます。

わたしは朝から蘭と2人でレッスン室を借りて練習。


モデルとしても大人気の蘭に特別コーチをお願いしたんだ。



蘭「はぁ、そろそろ休憩しよっか？」


疲れて床にペタンと座り込んだわたしの隣に蘭も座った。


『うん…お腹も空いてきたし、朝ごはん食べに行こ〜』


蘭「そうだな。」



蘭はわたしのためにわざわざ一緒に早起きして、朝食も食べずに練習に付き合ってくれてる。

なんて良い仲間なんだろう。



蘭「どうした…？」


『ん〜？いや、蘭と部屋一緒になれて良かったなぁって思って。

朝早くから練習に付き合ってくれて本当にありがとう』


そう言ってわたしは蘭に微笑んだ。



蘭「なっ、なんでそんなことサラッと言うんだ、照れるだろ…」


『ふふっ、か〜わい。でも本当のことだよ？』



蘭のさらさらの髪をいじりながらわたしは笑った。



蘭「…やっぱり、そらと似てるな、A。」


『え…？』


わたしとそらが似てる？



蘭「あぁ、似てる。

すぐにあたしのことからかったり、

こうやって人の髪いじりはじめたり…。」


『ふーん…そらもこんな風にしてたんだ。』



知らなかった。

そらってなんだかいつもなに考えてるのかわからないし、能天気だし。

何も考えていないようなのにやることなすこと全てが上手くいくそらが凄く羨ましかった。



蘭「Aがどう感じるのかあたしにはよくわからないけど、

そらと一緒に仕事したときもこんな感じだった。

話し方とか言動とか似てるとこあるぞ？」


『そうなんだ…ちょっと意外かも。』



そしてわたしたちは朝食を食べ、

蘭はSoleilの2人と仕事があるらしく、慌ただしく出かけていった。



『じゃあわたしも！そろそろレッスンの準備しないと。』


頬をペシリと叩いて、わたしも席を立った。

20話→←18話

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す