12話 ページ15
『ここが……。』
フェリーから降り、少し歩いた所に聖沢さんのアトリエはあった。
それは打ちっ放しのコンクリートが冷たい、
近未来的なオシャレな建物だった。
なんとなく…この穏やかで明るい島には不釣り合いな気もする。
聖沢さんはここでどんな服を作っているんだろう。
建物の表札には"Holy Wing"と書かれていた。
これがどのような意味なのか、この時のわたしは知るまでもない。
とりあえずわたしはインターホンを押した。
『あ、スターライト学園から来ましt((』
「あぁ！風沢Aさんね！どうぞ入って。」
『あ……ありがとうございます。』
自己紹介の前に話が終わっちゃった……。
今のは誰だったんだろう？
女の人だったから…聖沢さんじゃないよね。
そんなことを考えつつ言われた通り、
中へ入るとワイン色の髪を持つ美人さんが。
「待っていたわ、風沢さん。
あたしは花崎 奏。ここでアシスタント……
なんて言うと聞こえが良すぎるわね、
まぁ、雑用を担当してるのよ。」
と、笑った。
見た目はキツそうな人だったけど……
笑った顔はとても綺麗だ。
仕事のうまい、なんだかカッコいい人。
そんな感じかな。
奏「あたしのことは好きに呼んでくれて構わないわ。
よろしくね、風沢さん。」
『はい、よろしくお願いします、奏さん♪』
と、お互い握手をした。
じゃあ輝夜のとこへ案内するわね、と言って、わたしは奏さんについて行った。
建物の中は薄暗く、シンプルで落ち着いた雰囲気だった。
奏「ここよ。輝夜〜？
もう風沢さん来てるわよ。」
輝夜「えっ、ほんと？僕としたことが…
待たせちゃって申し訳ない。
通してあげて。」
聖沢さんがそう言うと、奏さんは扉を開け
わたしを中に入れた。
中には素敵なドレスやアクセサリーがたくさん飾られていて、とてもキラキラしていた。
『綺麗……。』
輝夜「ほんと？
嬉しいな、そう言ってくれると。」
えっ、あっ……声に出てたんだ。
ていうか……この人が。
輝夜「もう知ってるだろうけど……
僕が聖沢輝夜だ。
遠くまで来てくれてありがとう。」
と、ふにゃっと笑った。
紫色の髪に眼鏡、その奥には紅色の瞳。
写真で見たときより優しい雰囲気かもしれない。
なんとなく……わたしはこの人に運命を感じた。
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抱き枕 - とても面白いです！更新楽しみにしています (2018年8月17日 19時) (
レス) id: 3c95240a10 (このIDを非表示/違反報告)
抱き枕 - とても面白いです！更新楽しみにしています！ (2018年8月17日 19時) (レス) id: 3c95240a10 (このIDを非表示/違反報告)
みしゃとんとん(プロフ) - 水彩画さん» ご指摘ありがとうございます。実はスーパーレア(PRの1ランク下?)のつもりで書いていたのですが、間違えていたみたいで…(汗 誤字訂正しておきました！データカードダスだとPRの下は確かR+だった気がするのですが、フォトカツはSRだったので。(苦笑 (2018年5月27日 20時) (レス) id: 37e2561948 (このIDを非表示/違反報告)
水彩画(プロフ) - 失礼します、スペシャルレアとはプレミアムレアのことですか？冒頭に質問となりましたが、楽しく読ませてもらっています。フォトカツ私もやっています！PRもいくつか！ (2018年5月27日 20時) (レス) id: cc7912d21e (このIDを非表示/違反報告)
みしゃとんとん(プロフ) - ごまあぶらさん» わーい！ありがとうございます！！作者は選べるPRで無事に凛ちゃんをお迎えしました。(推しのそらちゃんじゃないんですね、は禁句です)w (2018年1月29日 21時) (レス) id: 37e2561948 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2016年8月28日 16時
