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頭の中で赤信号が点滅してる。







今のテヒョンが

私に何を求めてるのか分からないほど子供じゃないけど、

それをすんなり受け入れられるほど大人でもない。




でも、こんな気持ちのまま流されるのはダメだと思って。






迫ってくるテヒョンの体を手で制止すると、



TH「…ごめん」



って悲しそうに眉を下げるテヒョン。






違うのテヒョン…

決してあなたを拒みたいわけじゃない。



ただ私の心の中を整理する時間が必要なの。










『いやじゃない…』



TH「え…」



『テヒョンに触られるの嫌じゃない。でも…ちゃんと謝りたくて』



TH「謝るってなにを?」



『私がテヒョンを忘れてたこと。本当にごめんなさい…私たくさんテヒョンを傷つけた』








私の言葉にテヒョンは、ふっと表情を緩める。










TH「言ったでしょ?少ししかいなかったんだから忘れるのは仕方ないって」



『でも、いつも悲しそうな顔してた』



TH「それは…まぁちょっとは寂しかったけど。でもこうやってまたAと会えただけで俺は十分だよ」



『そっか…』









テヒョンの言葉は

魔法みたいに私の心を溶かしてくれて

重苦しかった胸の内がようやく軽くなった気がした。








TH「それに謝るのは俺の方…」



『え?』



TH「俺の方こそ、Aに会えたのが嬉しくて変に暴走しちゃってごめんね」

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設定タグ:テヒョン , ユンギ , bts   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:抹茶 | 作成日時:2022年2月11日 16時

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