純愛サクセション【TH】 (ページ31)

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TH「冷蔵庫にジュースあるけど取ってこようか？」

『…コーラ？』

TH「いや…いろいろあるよ。オレンジジュース、りんごジュース、ぶどう…サイダーとか」

『…酒とコーラしかなかったのに随分増えたね』

TH「うん、Aが飲むかなと思って」

『私が…？』

TH「そうだよ。全部Aのために用意したから」

テヒョンてほんと、どこまで優しいの…

そんなことされたら女はみんな勘違いしちゃうんだよ。

自分が特別かもって勘違いして浮かれて舞い上がって…

それで結局、本当に勘違いだった時バカみたいに落ち込む

自分勝手な生き物なの。

そして一度特別を感じると

もっと欲しくなる欲張りな生き物…

テヒョンのことを思い出してから

ずっと気になっていたことがある。

ずっとこの目で確かめたかったこと。

『ねぇ……テヒョンの体見たい』

TH「なんで？…もう見たはずだけど」

あの夜のことまで忘れたのかってそう言いたげに

テヒョンの顔色がわずかに曇る。

私だってあの日の酔っ払った自分を殴ってやりたい。

もし時間を巻き戻せるならあの日に戻りたい。

でも…それはできないから…

『今見たいの』

TH「なに？俺のこと脱がせてAが描くの？」

『違くて…その、傷治ったかなって』