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テヒョンの家に着くと流れは前と同じで、

二階に上がって服を脱いで

ソファーの上で全てを曝け出した私。





自分の裸を描かれることに

妙に慣れ始めている自分がいて変な気分になるけど、

テヒョンに見つめられるのは嫌じゃない。




むしろ心地よく感じる…








私の体を見たテヒョンは前と変わらず



TH「綺麗…」



って言ってくれるけど、

今はテヒョンからの褒め言葉に

嬉しさと申し訳なさを感じて胸がきゅっと詰まった。















暗がりの部屋、鉛筆の音、ふたりの息遣い。



状況は前と同じなのに考えることはまるで違う。






テヒョンに懐かしい面影を重ねると

あの頃の小さなテヒョンがこんなに大人になって…

っていう訳の分からない愛おしさが込み上げてきて、



昔を知っているからこそ感じる

テヒョンの成熟した姿にどうしようもなく胸が高鳴る。








そんなことを考えていたら体の力が緩んでいたのか、





TH「A?動いてるよ」





柔らかいテヒョンの声。








『あ、ごめん…』



TH「やっぱり疲れてるでしょ?休憩しよ」



『…うん』










それを合図に部屋に流れていた硬い空気が

ふっと軽くなった気がした。










私はソファーの横にあったブランケットに身を包み、

小さなナイフで鉛筆を削り直してるテヒョンを

じっと観察する。













TH「それ休憩になってる?」



『うん』

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設定タグ:テヒョン , ユンギ , bts   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:抹茶 | 作成日時:2022年2月11日 16時

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