純愛サクセション【TH】 (ページ20)

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時々

TH「体つらくない？」

TH「休憩する？」

なんて声をかけられたけどどれも断って

夢見心地の不思議な時間は過ぎていった。

TH「今日はこのくらいにしよ」

カタンと椅子を引いて立ち上がったテヒョンは、

どこから持って来たのかブランケットを私の体にかけてくれた。

TH「下で待ってるから着替えたら下りて来て」

『ねぇ…それ見せてくれたりしないの？』

TH「だめ。完成してからのお楽しみ」

『私…変じゃなかった？』

ブランケットにくるまったまま

俯いた私の頭をテヒョンが優しく撫でてくれて、

TH「綺麗だった…だから見惚れちゃってあんまり進まなかった」

そう言って照れたように笑った。

なにその笑顔…

それになんで今そんなこと言うの…

ずるい…ちょっとだけドキッとしちゃったじゃん。

その笑顔につられて私も小さく笑い返すと、

テヒョンは満足したように部屋を後にした。

とりあえず終わってよかった…

って私なんでこんなにほっとしてるんだろう…

ただ横になっていただけなのに

肌を重ね合わせた後みたいな脱力感。

熱の冷めきった体が妙に人肌恋しくて

この寂しさをテヒョンが埋めてくれたら…

なんていけないことを考えてしまった。

ほんと…なにやってるんだろう私。