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第三者視点
───────────
Aは、乙骨と里香は二人で一人だと考えていた
里香は乙骨を呪ってしまう程に思っていて、乙骨も里香を必要としている
Aはそれを少し羨ましく思う反面、だからこそ、二人にとって幸せな解呪となってほしかった
二度目の、本当に最後の別れは、お互いが、よかったと思えるものにしてほしかった
それは、Aが悠斗と叶えられなかったこと
望んでいても、叶えられなかったことだから
─────だから···
─────二人は···
「たのんだ、りかちゃん」
自分を抱えている里香の手をそっと握る
Aの眼は、里香の目をしっかりと見つめていた
�犲�眼にはもう一つだけ、最も困難とされる事がある��
�爐修譴蓮⊆�いを込めず。呪眼と同じ要領で相手の目を見つめること��
�爐弔泙蝓�何かを念じながら相手の目を見つめること��
�璢面�な呪力の操作で、対象によって呪眼を無効化する��
Aに目を見つめられた里香は、ゆっくりと、Aをその場に下ろし、壁に凭れかかるように座らせた
それだけすると、里香は乙骨の元へ戻っていった
─────ありがとう、里香ちゃん
里香を見つめたAの眼には、一切呪力がこもっていなかった
微かに意識を保ちながら、乙骨と夏油の闘いを見届けるA
なにもできない自分がもどかしい
だが今のAには、指一本動かせなかった
その瞬間、Aは膨大な呪力を感じた
少し遠くに見える乙骨と里香の様子を見たAは呟いた
「呪力の制限解除···」
そしてその口元は弧を描いている
「本気·····出してなかったのかよ···」
そのままAは眼を瞑り
「失礼だな、純愛だよ」
「ならばこちらは大義だ」
その言葉を聞いて、意識を手放した
直後、里香の呪力と夏油のうずまきがぶつかり、大きな音を立てた────
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征羅(プロフ) - 瑚々さん» ありがとうございます！最高だと言って頂けて嬉しいです！ (2022年2月27日 0時) (
レス) id: 44f8e3471a (このIDを非表示/違反報告)
瑚々(プロフ) - 面白すぎて全部一気読みしちゃいました！ストーリーが作り込まれてて読むのがとっても楽しかったです。めちゃめちゃ最高でしたっ！！ (2022年2月26日 9時) (レス) @page48 id: f929b89200 (このIDを非表示/違反報告)
征羅(プロフ) - 早桃さん» ありがとうございます！ (2021年12月24日 6時) (レス) id: 44f8e3471a (このIDを非表示/違反報告)
早桃 - 完結おめでとうございます！！！最高でしたァﾞァﾞァﾞ！！！！！ (2021年12月24日 0時) (レス) @page48 id: 4396483284 (このIDを非表示/違反報告)
征羅(プロフ) - 雪音さん» ありがとうございます。楽しんでいただけてよかったです。 (2021年6月25日 7時) (レス) id: 44f8e3471a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：征羅 | 作成日時：2021年4月24日 1時
