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「なーなー、俺やっぱ、彼方先輩の目ぇ見たい」
俺達は虎杖の言葉に振り返る
···そういえば、コイツこの間も言ってなかったか？
虎杖の言葉に、Aさんはニヤリと笑った
「···私が、死ねって念じたらどうするの？」
「大丈夫っしょ。彼方先輩、優しいと思うし」
虎杖の絶対的信頼に、Aさんの笑みは一瞬消え、そして大声で笑い出した
「あはははっ！君、いつか詐欺にでも引っ掛かるんじゃない？」
ひとしきり笑った後、Aさんはまたニヤリと笑った
「いーよ、特別ね」
そう言ったAさんは、ゆっくりと、目隠しをずり下ろした
·
「···きれい」
沈黙の後、釘崎が溢した
俺も、きれいだと思った
初めて見るAさんの瞳は、白眼に、黒眼と間隔を開けて丸く赤い輪が入っており、黒眼でも、黒眼の中心部分が藍色で、外側が黒
釘崎の、きれい、という呟きに、Aさんは少し目を見開いた
そして、嬉しそうな、恥ずかしそうな笑顔をして
「そっかぁ、きれいかぁ···ははっ」
嬉しそうに呟いた
「んで虎杖、念願のAさんの瞳はどーよ」
「···なんか、すげぇきれいだし、かっけぇ。この赤いのってなんなの？あとこの藍色」
「虎杖、」
質問責めする虎杖を止める
でもAさんは笑って、いいよ伏黒、と言って、虎杖の質問に答えた
「私の眼全体が、うちの家紋の形をしてるの。中心部分が藍色、外側が黒。んでこの赤いのが、輪になって黒眼を守ってる龍」
「これが、�犲�眼師の印�瓠�
「この眼じゃないと、呪眼は使えない。プラス私は、幼少期にいきなり呪眼が使えるようになった覚醒型だから、私は彼方家の神に選ばれし者ってわけ！」
「スゲー！神に選ばれし者！？」
はしゃぐ虎杖とそれに乗るAさんを見ながら、俺は、さっきの説明で引っ掛かった事について考えていた
『覚醒型』
本当に、幼少期にいきなり呪眼が使えるようになったのなら、その─────
──────覚醒のきっかけは、なんだったのだろう
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征羅(プロフ) - ぷっちさん» 泣けるだなんて・・・ありがとうございます。その辺のキャラの感情を文字に現すのが難しくて自信が無かったのですが、そう言って頂けると自信が持てます。こちらこそありがとうございます！ (2021年3月9日 0時) (
レス) id: 44f8e3471a (このIDを非表示/違反報告)
ぷっち(プロフ) - 凄く泣ける話ですね...。支えようとして支えきれなかった棘くんやパンダや真希ちゃんの虚しさや悲しさがとっても伝わって来てポロリと泣いちゃいました。これからどうなるのかが楽しみです！素敵な作品をありがとうございます！応援しています！ (2021年3月8日 23時) (レス) id: 08c7b31625 (このIDを非表示/違反報告)
征羅(プロフ) - 鹿毛さん» こんにちは。そんなに褒めていただけてとっても嬉しいです！テンポ重視にしてるので、そこ褒めてもらえると嬉しいですね。尊敬なんてそんな・・・ありがとうございます (2021年3月1日 15時) (レス) id: 44f8e3471a (このIDを非表示/違反報告)
鹿毛(プロフ) - こんにちは。セリフのテンポが良くて読みやすいです！特に４話のレントゲンの発想が今までになくておもしろいですね！パンダくんの「おまえ酷いこというな」の流れもとてもきれいに嵌まっていていてマジ尊敬です…… (2021年3月1日 14時) (レス) id: 67d713f823 (このIDを非表示/違反報告)
征羅(プロフ) - 猫築かなめさん» ありがとうございます。原作メンバーが夢主をどう思ってるのかはもう少しして書こうと思っています。更新頑張ります (2021年2月28日 21時) (レス) id: 44f8e3471a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：征羅 | 作成日時：2021年2月23日 12時
