第110話 ページ20
夏休みもどんどん時間が経過していき、
暗殺旅行が一週間に迫り、今日はその訓練と計画の詰めに集まった。
「まぁまぁガキ共、汗水流してご苦労なことねぇ」
『先生も訓練しろよなー！サボるな！ビッチ！』
「なっ！！！大人はずるいのよ、あんた達の作戦に乗じてオイシイとこだけ持ってくわ」
「ほほう、偉いもんだなイリーナ」
ロヴロ先生が特別講師で来てくれた。
「落第が嫌ならさっさと着替えろ！」
「へ、ヘイ！喜んで！！」
ビッチ先生もロヴロさんには頭が上がらないらしい。
「殺せんせーは今絶対に見てないな？」
「あぁ、予告通りエベレストで避暑中だ」
『マッハ20の使い方違うよね…………』
・
「先に8本の触手を破壊し、間髪入れずにクラス全員で攻撃してやつを仕留める。それは分かるが、この一番最初の精神攻撃というのは何だ？」
「まず、動揺させて動きを落とすんです」
この前殺せんせーｴ ﾛ本拾い読みしてたんだって………引くわ()
「他にもゆするネタはいくつか確保してますからまずはこれを使って追い込みます」
「残酷な暗殺法だ。で、肝心なのはとどめを刺す最後の射撃。正確なタイミングと精密な狙いが不可欠だが………」
「不安か？このE組の射撃能力は」
「いいや、逆だ。特にあの二人は素晴らしい。」
千葉速水ペアはやばいよ。かっこいいよ。惚れるよ。分かる。
「俺の教え子にほしいくらいだ。」
烏間先生とロヴロさんは話し込んでいる。
「『ロヴロさん』」
『あ、渚先にいいよ』
「いや、A先に………」
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作者名：藍華 | 作成日時：2020年5月26日 18時
