第85話 ページ44
ぐすっ………ぐすっ………
「なによ、さっきから意味もなく涙流して」
「いいえ、鼻なので涙じゃなくて鼻水です。目はこっち」
「「まぎらわしい！！！」」
『え、鼻のほうが目より上ってどういうこと？キモｯｯｯ』
「ひどいですよ！Aさん！！そして、どうも昨日から体の調子が少し変です。夏風邪ですかねぇ………」
『え、タコも風邪ってひくの！？』
「A〜うるさいよ〜黙ろうね〜」
「んごごがご！！！！(意味：なにすんだ！！！！)」
ｶﾞﾗﾗｯ
「おお！！寺坂くん！！！今日は登校しないのかと心配でした！！悩みがあるなら後で聞かせてもらえませんか？」
寺坂が先生の粘液で顔がぐちょぐちょに！！！可哀想に←
「おい、タコ？そろそろ本気でぶっ殺してやんよ！弱点なんだってなぁ水が。テメーらも全員手伝え！俺がこいつを水ン中に叩き落としてやっからよ！」
「寺坂、お前ずっとみんなの暗殺には協力してこなかったよな。それをいきなりお前の都合で命令されて皆がハイやりますって言うと思うか？」
「ケッ別に来なくてもいいぜ。そんときゃ俺が賞金百億独り占めだ」
「なんだよあいつ。」
「もう正直ついてけねーわ」
「私行かなーい」
そりゃこうなりますよね！！！！！
寺坂ほんとバカだと思うなんなん←
でも、寺坂が一人で何か企んでるとは思えないんだよな。裏がありそう
「みんな行きましょうよ〜せっかく寺坂君が私を殺る気になったんです。皆で一緒に暗殺して気持ちよく仲直りです」
「「『まずあんたが気持ち悪い！！！』」」
・
『ねぇねぇ寺坂、本気？』
「あ？なんだよA当たり前じゃねーか」
『だったらもっと具体的にみんなに計画伝えないと』
「具体的な計画なんてあの二人が………いや、ゲフン」
あの二人？
「うるせぇよ。弱くて群れるばっかの奴らが本気で殺すビジョンもないくせに。俺はテメーらとは違う。楽して上手に殺るビジョンを持ってんだよ」
「ちょっと寺坂〜何人の彼女の胸ぐら掴んでんの？除けろよ」
『業いつ来た。いいから。』
ﾊﾞｯ
寺坂の言葉が引っかかる。二人………？しかも、計画に自信ありって感じだったけど、自分に自信があるようには見えなかった。
胸騒ぎがする
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作者名：藍華 | 作成日時：2020年5月10日 17時
