第80話 ページ36
「律タイムは！？」
「26秒08 片岡さんの50m自己記録には0.7秒届いていません」
水泳界ではその0.7秒は大きな差なんだろうなぁと見つめる。
『それにしてもかっこよくないか？？私達の委員長'sかっこいいの塊なのでは？』
「そして、責任感の塊でもあるね」
「たしかにかっこいいです」
「殺せんせー！？」
「何を任されたかは知りませんけどねぇ」
水殺悟られたらやばいよなぁ、
『そういえば殺せんせーさぁ、巨乳女優の田出はるこにファンレター送ってたよね？？先生のお財布欲しくて机漁っちゃったんだよね…………随分悩んで書き直してたね？？マッハ20でもやっぱり想いを伝えるためには時間をかけるんだ…………』
「ま、まさかあれらを読んだんですか！？」
『普通にセクハラ内容で気持ち悪かったなぁ………私の事務所にくる変態さんからのファンレターよりずっと恐怖だったよ？？』
「Aもうやめたげて。殺せんせーすでに瀕死だから」
(・д・)ﾁｯ
My Angelに言われたらやめるしかなくない(？)
「片岡さん、多川心菜という方からメールです」
「あー、友達。悪いんだけど読んでくれる律？」
「はい"めぐめぐげんきぃー(ˆ ˆ)v じつゎまたべんきょ教えて欲しいんだー♡とりま駅前のファミレスしゅーごー(ゝ。∂)いぇー☆ﾐ☆ﾐ☆ﾐ"以上です。知能指数がやや劣る方と推察されます」
『律いいね、さらに大好きになった』
「わかった、すぐいくd(^_^o)って返しといて」
「承知しました」
用事できたからバイバイと、友達に会いに行くには暗い顔のメグちゃん。
『ちょっとついてってみようか』
「そうですね、しっかりものの彼女なだけに心配ですね。みんなから頼られている人は自分の苦しみは一人で抱えてしまいがちです」
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作者名：藍華 | 作成日時：2020年5月10日 17時
