第39話 ページ44
雨の季節だ。
梅雨の6月、殺せんせーの暗殺期限まで残り9ヶ月‼
「(大きい)」
「(大きいぞ)」
「「「(なんか大きいぞ！)」」」
殺せんせーの頭がでかい。おかしい。
「殺せんせー、33%ほど巨大化した頭部についてご説明を。」
「あぁ、水分を吸ってふやけました。湿度が高いので」
「「『生米みてーだな！！！』」」
すごいな、こんなにしけるなんて………
しかも、水を絞ってるしw
「雨粒は避けてきたのですが、湿気ばかりはどうにも。」
「E組のボロ校舎じゃしかたねーな。エアコンでベスト湿度の本校舎がうらやましいわ」
いやー、ほんと。エアコンE組にもつけよ？先生のポケットマネーでどうにかして、
「先生帽子どしたの？ちょっと浮いてる」
「よくぞ聞いてくれました！先生ついに生えてきたんです！髪が！」
「「『キノコだよ！！』」」
しかも、そのきのこ食べてるし。
･
梅雨はジメジメしてて人の心もちょっぴり湿るそんな季節に起こった出来事______
「ねぇあれ！」
『前原じゃん！あらあら、彼女とデート？お熱いわねぇぇ。ムシムシした空気がさらにムシムシする！やめて！』
「Aうるさいからだまろーかー。で、一緒にいるのは誰だ？」
『業より静かですー。あれC組の土屋果穂ちゃんじゃない？』
前原…………私も女の子とデートしたい。(切実)
「前原君駅前で相合い傘………と。」
「相変わらず生徒のゴシップに目がねーな殺せんせー」
「ヌルフフフこれも先生の務めです」
3学期までに生徒全員の恋話をノンフィクション小説で出すんだと。出版前に殺そ。
「じゃあ前原君とAと業君は長くなるね」
『渚？そゆこと言わなくていいのよ( ◜▿◝ )』
「えー？Aと俺のゴシップなんて書かせないよ？だって、Aの可愛い瞬間は俺だけのものだから」
『うん業キモいから黙ろっか♡』
前原、スポーツできるしそこそこイケメンだし、普通の学校なら成績も上位でモテただろうな、
✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽
こんにちは！藍華です！
お久しぶりです！最近、忙しくて全然書けてなくてすみません( ; ; )
ノロノロペースですが、地道に書いていこうと思っているので、よろしくお願いします！！
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作者名：藍華 | 作成日時：2019年3月22日 18時
