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第15話 ページ16
渚side
ｺﾂｺﾂ
ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ
「E組だからってカンニングなどするんじゃないぞ？俺達本校舎の教師がしっかり見張ってやるからなー」
露骨に嫌な態度をとる大野先生。
嫌だと言えるわけもなく耐えながら問題を解いていると………
『あの〜！先生、うるさくて集中できないんですけど〜？その手と口ガムテープで縛りましょうか？あ、だめか縛ったところで元の脳みそ腐ってるからwww』
………A凄いな。
めっちゃ先生に怒られてるけど、Aが反論して、そのお陰で臆したのか先生は黙ってる。
ﾊﾞﾘｯ!
わかっちゃいたけど、うちの学校のテストのレベルは凶悪だ。
…………やばい。攻略の取っ掛かりがつかめない。
このままだとこの問題に殺られる！！！
ﾆｭﾙﾝ
「ちゃんと教えたはずですよ。あれは、正体不明のモンスターではありません。あのヒレからよく観察してみましょう。ホラ、落ち着いてみればただのヒレです。1か所ずつ問題文を見極めてそれらを繋いで全身を見れば、ね？なんてことない相手です。さぁ、君の刃で調理してしまいましょう」
わかる！！
問題文の重要な部分の解き方のコツ
全部殺せんせーがマッハで教えてくれた通りだ！
こないだまでと違う自分が解いてるみたいだ！！
この問題なら殺れる！！
次の問題も！
次の問題も！
次の………
次の瞬間………僕らは背後から見えない問題に殴り殺された。
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作者名：藍華 | 作成日時：2019年3月22日 18時
