男として生きてきました。１２ (ページ10)

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☆５６０☆ ページ10

数ヶ月後

俺が主演を務めるドラマ

『Secret』

今日はその初回放送日

あと5分で始まる

家で一人で見ようと思ってたのに

言わずとして集まったいつものメンバー

鮎:楽しみだねぇ

翔:女役ってことは女の格好もするの？

貴:回想シーンとかではするけど、基本は男装してるかな

慧:なんか本当は男装って言い方が正しいんだろうけど、しっくりこないね←

光:わかる←

貴:自分でもそう思う←

秋斗:宏太と大ちゃんも来たよ～

宏:おっ、集まってるね～。ほら、差し入れ。

大:早く行かないと始まっちゃうと思って走ってきた！

貴:あ、サンキュ！

慧:大ちゃん元気だねぇ

光:ほら、精神年齢小学五年生でしょ。若いのよ。

慧:あぁ。

大:俺もう今年26歳になるんだよ？！(2017年当時)

宏:言ったろ？精神年齢だって

大:…小五ってことは出会った頃と変わってないんじゃんかぁあ！！

貴:ぷっ。←

大:Aちゃんまで笑ったぁああ！！

秋斗:大ちゃん静かに始まった

大:…。←

.

.

『さぁ、ご依頼の内容を、お聞きしましょう。』

．

『僕は自身の無念を晴らすまで、死ねないんでね。』

.

『僕はあなたが羨ましい。

あなたには父も母も、そして兄上もいる。

僕には、このスミスしか家族はいない。』

．

『スミス、お前と兄上は親友だった。

親友を奪った私を恨んでいてもおかしくない。

それなのに、お前は私をいつも助けてくれる。』

「生前、あなたの兄から頼まれたんです。

あなたの力になって欲しい、と。」

『お前も無謀だと思っているだろう。

私が、男として兄の跡を継ぐなんて。』

「それをあなたが望むなら、私は口出ししません。」

『ありがとう。

あの事件の真相を明らかにするまで、

私に力を貸してくれ。』

．

．

翔:ほんとに、結構寄せてんだな。

貴:まぁね、ネタばらししちゃうとさ。兄役、誰だと思う？

鮎:えー？ジャニーズ？

貴:うん。

宏:でも坂口くんと同世代じゃないと務まらないよな？

貴:その概念は捨てたがいいぞ。

翔:潤くん？

貴:ビンゴ！

慧:うっわ、すっげえ兄妹。

秋斗:なんだか気後れしちゃう←