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☆556☆ ページ6

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マネージャーの謎のお怒りの電話に困惑しつつも事務所へ






すごい嫌な予感はするけど心当たりがない。








ガチャ









貴:おはようございます、吉永ですけど…









バタバタバタと音を立てて奥から出てきたのは









マネ:吉永なにやってんだ!!







紛れもなく僕のマネージャーです。







貴:うんごめんなさい、状況把握ができてません。







マネ:…これ見ろ、来週発売予定だったものだ。









バッ






放り投げ出されたのは1冊の雑誌








うわぁ僕の大嫌いな文春さんではないですか。







来週発売予定だったものってことは力でねじ伏せたか。







貴:え、これ俺に見せるってことは…俺なんか撮られたんですか?







その言葉にマネージャーはため息をついた。









マネ:お前は鋭いの鈍いのどっちなの…そうだよ、撮られたのはお前。








貴:相手は?








マネ:…狙ったんじゃないよな?







え、なにを?






マネ:よく見ろ、









記事の見出しの内容を見ると









【Hey! Say! JUMP吉永秋斗もとい吉永A、ドラマ共演者・坂口健太郎と密会】









貴:健太郎と?俺が?笑








雑誌には俺と健太郎が2人で店から出てくる写真









これこの前のちゃんこ鍋のときのじゃん。









マネ:よくドラマの共演者同士の熱愛記事を立ててドラマを注目させるという捏造パターンがあるけど。









.









マネ:お前はそれ、しちゃいけないんだよ。お前の立場上、それは新たな中傷・批判を生むんだ。









貴:けど健太郎は俺をHey! Say! JUMP吉永秋斗として接してくれてる。そんな怪しまれる関係じゃないんです。








マネ:お前がそう言っても、この記事を見た世間はそう思わないよ。双方のマネージャーの付き添いもない、また他に同行者がいたわけでもない。「密会」といわれて怪しまれてもしょうがない。









貴:まってじゃあ健太郎もなんか被害受けてるの?








マネ:あちらの方はいい宣伝に過ぎないかもな、それこそドラマのいい宣伝になったと思ってるんじゃないか?








貴:…それなら、いいんですけど。









パチンッ









マネ:他人の心配をしてる場合か!






初めてぶたれた。





痛いという感覚より感動。







この人は、




本気で俺のことを想ってくれてるんだと。

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作者名:aika | 作成日時:2018年7月25日 0時

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