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こくり、二人ともが頷いたのを見て「ならよし」と言ったところで、丁度私の住んでいるアパートに着く。
私が立ち止まったので、彼らもその拍子に立ち止まり、少し年季の入っているこのアパートを見上げて、なんだか少し驚いたような顔をした。
「お前、こんなところに住んでいるのか？」
「こんなところとは失礼な。でも、うん。そうだよ、此処に住んでる」
「……、しかしこんな小さい部屋では、一人で暮らすのがげんか――――」
「これ以上の詮索は、なしよ」
鬼道の言葉を遮って、私ははっきりと言う。
その言葉に有無を言わさない迫力があることが分かったのだろう、賢い彼はすぐに詮索をやめ、口元をゆっくりと真一文字に引き結んで、諦めて一つ頷いた。
それを見た私はもう教えることは何もないのだと言うように、彼らを置いて部屋へと足を進める。
しんと静まった約数秒。
やけに沈鬱な雰囲気でこちらに目を向ける鬼道に耐えきれなくなって、振り返った私は言った。
「私の家まで来るのはもう二度とやめて。……でもまあ、もしまた雷門中と当たることがあったら、見に行くぐらいはしてやっても、いいかもね」
「……は？って、おい、待て……！」
「じゃあね、帝国のキャプテンと、そのお付きさん」
鬼道が慌てて呼び止めようとするが、知ったことか。
ほんの意趣返しが成功して、微かに緩んだ頬を見せないようにすぐさま踵を返した私は、独りきり家へと帰って行った。
(帝国学園の奴ら)
(あいつらは本当に敵なのだろうか)
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碧(プロフ) - ライナさん» わーーーー、めっちゃ嬉しいですお祝いコメント本当にありがとうございます！！！なんだか、自分の作ったキャラクターがこんなふうに誰かに誕生日を祝っていただけるというのは、ただただ感無量ですね！これからも彼女の活躍を乞うご期待くださいませ！ (2016年8月31日 10時) (
レス) id: 6579473a90 (このIDを非表示/違反報告)
ライナ(プロフ) - 夢主ちゃん誕生日おめでとう!かれからの活躍、楽しみにしています!! (2016年8月31日 9時) (レス) id: 6c4d74603a (このIDを非表示/違反報告)
碧(プロフ) - 白梅つばきさん» ありがとうございます、ただいまです(笑)そういっていただけると私としてもほっとします。なにせ三か月ぶりなので(笑)最近受験勉強にかまけてて全然更新できていませんが、なるべく更新できるように心がけますのでこれからも応援よろしくお願いいたしますm(__)m (2016年7月15日 8時) (レス) id: c12a0679d0 (このIDを非表示/違反報告)
白梅つばき(プロフ) - おかえりなさい\( ´ω` )/更新に関しては全然気にしてないですよー。碧さんも高校生(？)ですし色々忙しかったりしますもんね(笑)応援してます、ご自分のペースで頑張って下さい！ (2016年7月14日 7時) (レス) id: 0e5a17ae5b (このIDを非表示/違反報告)
幽鬼兎（ライラ）(プロフ) - 碧さん» はい！更新される度に読もうと思っています。私の霧野くんの作品もぜひ読んでみて下さい！…なんか調子乗りましたね。すみません>_< (2016年4月18日 17時) (レス) id: 28c829f7f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Aoi | 作者ホームページ：http://nanos.jp/aika398/
作成日時：2015年10月16日 20時
