赤髪の白雪姫1【オビ】 (ページ10)

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九話ページ10

～続き～

白「寒い地域の薬草は、薬効が低い分
量が必要になってくるの」

『へぇー、そーなんだ』

勉強になるな、、、

白「他にきずいたことは？」

？「いえ、自分は外で仕事をしていることが多くて...お役にたてなくてすみません。」

そういって頭を下げた

白「い、いえ！大丈夫です」

シ「自分はシュカといいます！俺に出来ることがあったら何でも言ってください！」

白「それは助かります、でも今は休んでください」

シ「はい...」

ガチャン

ゼ「あいつ、だいぶ弱っているようだな」

『ゼンはそろそろここを出ないと』

白「そうだよ、倒れちゃまずいよ」

ゼ「もう少し残る」

白「だからそれはまずいって！」

ゼ「俺は寒いのは苦手なんだ！」

白「適当言わない！」

ゼ「お前を呼んでおいて、ここを出られるか！」

『(ナニコレ、夫婦喧嘩デスカ？私は何を見せられてるの､､､)』

白「ゼンが一緒にいることで何かできるなら
そうするよ、でも今は違う、私なりにできることをやってみるから」

ゼ「白雪...俺も､､､残る」

はぁ、頑固だな...と、ため息をついていると、後ろからミツヒデがきて

ミ「ゼン、それは日没までだと言っただろう。
今は自分の立場を考えないとダメだ」

少しだけ沈黙があったが、ゼンが口を開いた

ゼ「....ワガママを言った、取り消す。
何かあったら呼んでくれ！」

外に出ると、ゼンが雪の上に寝転んでいた

ミ「よく我慢したな、頑固者のお前が」

ゼ「お前が言うからだろう」

ミ「そうすねるなよ、白雪の身を案じる気持ちはわかるさ。そのきもちの分、頼っていい相手なんじゃないか？」

ゼ「...そうだな」