1話 ページ1
私とシャオロンは幼馴染。
私の隣にはシャオロン、シャオロンの隣には私。それが当たり前だと思ってた、ずっと一緒だと思ってた。
でも違う。
シャオロンの隣には私じゃない人が、いたんだ。私とは比べ物にならないほど可愛い子。
名前は姫川愛さん。私とは違う可愛い子。
やっぱり男子って可愛い子がいいんだね。
それはシャオロンも例外じゃないみたい。
私はもうかれこれ10年以上片思い中。
でも私達はただの幼馴染。ただでさえ仲はそこまで良くないのに告白なんてしたら関係はもっと崩れちゃう
せっかく挨拶くらいは気まずくなくできるように
なったのに。
中二くらいかな、私達の仲が良くなくなったの。
ai「シャオロン君〜放課後カフェ行かない？」
sya「お〜ええで！いこか！」
ai「やったぁ！愛嬉しい！」
sya「え〜ホンマに？」
ほら、みて、すごく仲良く喋ってる。私なんて挨拶
しかできないのに。
わかってる。自分が嫉妬してることくらい。
うちの学校は中高一貫だから中二の頃に姫川さんが
転校してきたの。
その頃から姫川さんはモテモテ。そりゃあ可愛いもん
当たり前だよね。
『……こうしてみると本当にカップルみたい』
ドンっ
sya「あーすまん」
『大丈夫』
ほら私達なんてこの程度しか喋らない。
姫川さんと正反対だね。
『諦めたらいいのかな？』
？「何を諦めたらいいのかなって？」
『ギャアッ』
ギャアッ
？「大丈夫か？」
『これが大丈夫に見えるか？シッマ』
kn「いや〜すまん！まさかこんなに驚くとわなぁ」
『まじで勘弁して。ただでさえビビリなのに』
kn「アーハッハッハ！だからすまん言うとるやん」
『うるせぇわ！この狂犬チワワ！』
kn「誰がチワワじゃボケェ」
『おめぇだわ』
昔もシャオロンとこんな話したなぁ、懐かしい。
コネシマは同じグラスで隣の席。
多分もう親友と言っていいほど喋ってる気がする。
こいつとは一度もクラスが離れてない。
まぁ陰キャよりの私には友達なんてできっこないから
いいんだけどね！
mb「みて！シャオロン君と姫川さんまた喋ってる」
mb「ホントにカップルみたいだよね！
付き合っちゃえばいいのに」
mb「ね〜。すっごくお似合い！」
ホントにカップルみたいでお似合い。付き合っちゃえばいいのに。そうしたら私も諦められる決心が
つくのに。
『……早く諦められたらいいのになぁ(ボソッ』
ボソッと呟いたことが誰かに聞かれていることは
私はまだ知らない。
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匿名くん - 沙柚子くんさん» わざわざ返事ありがとございます､更新ありがとございます！ (2021年7月18日 14時) (
レス) id: 936f7e9bd2 (このIDを非表示/違反報告)
沙柚子くん(プロフ) - 匿名くんさん» うわぁ！ありがとうございます！更新頑張ります！ (2021年7月18日 9時) (レス) id: 17623d65e6 (このIDを非表示/違反報告)
匿名くん - 作品楽しく読ませていただいています､更新まってます､！ (2021年7月17日 21時) (レス) id: 936f7e9bd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙柚子くん | 作成日時：2020年10月17日 10時
