学園の全てを知った少女part5

第231話 ページ45

「棗君。馨さんのアリスが何であるか聞いてますか？」

「記憶操作のアリス」




馨さんはとても優秀なアリス使いでそのアリスを活かして高校長の元で学園の裏について探ってた。
在学中は隠密に、卒業後はジャーナリストとして。




「Aさん達は知ってますよね？唯さんのアリス。活動は？」

『アリスは知ってます………活動??』

「唯さんは卒業する時に初校長に"入れるアリス"を気づかれずにあるストーンを初校長に入れ、卒業後はZに入り、初校長のクローンを潰していました」

『………あるストーンって??』

「初校長のアリスを止めるものです。慶一郎さんがそのアリスストーンを作り、唯さんはさり気なく入れる事に成功しています。」





そんな事が…………。





「じゃあ、初校長はアリスが使えない………??」

「その通りです。蓮君。ですから、唯さん達と、後にZに入る柚香さん達がクローンを潰していったので残りは少なくなっています。

現在の柚香さんの活動は行平先生に加え、そんな馨さんと唯さんの影響による所も大きいと思います

不思議ですね。そんな3人の子供である貴方達がこの学園で出会って今ここに居る………君たちを見てきてこの出会いに一体どんな意味があるのかとこの先、ついそんな考えにとらわれずにはいられません」







『棗、握る力強くない？どうしたの？』

「なんでもねぇよ」

『可愛くないなぁ………』

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