学園の全てを知った少女part5 (ページ39)

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第225話ページ39

「唯、最近暗いぞ？なんかあった？」

「慶一郎。何でもないよ。慶一郎も生徒会長で忙しいんじゃない？」

「いや、そこまで忙しくない。本当にどうした？大丈夫か？」

「うん。ごめんね、心配かけて………大丈夫だから。部屋戻って寝るわ」

「送る………」

お母さん相当疲れてるな。ずっと任務だし、初校長はあんなだし。

「なんか、凄いAとのデジャヴ感が………」

「同感だな。」

『え、どこが？』

「「全部」」

「俺は、Aがどうしてこんな感じなのか理解できた。唯さんに似てるんだな」

「そうかも。俺はどっちかというと父さんだから」

『待って待って、話進んでるけど、私全く理解できないよ！？』

まぁここの話はいい。こっからお母さんどうやって振り切るんだ??

………またストーンの部屋に初校長と2人。

初校長がお母さんに顔を近づける。お母さんは必死に抵抗する

そこに

ｶﾞｼｬﾝ!

「唯から手を離して頂けませんか？初校長。」

「誰の許可があって入った？」

「さぁ？1つ言っておきます。私のアリスは結界ですよ。それも姫様の血縁だ。他人の結界を破ることなんて簡単なんですよ。じゃあ唯は貰いますんで」

あっさりとお母さんを奪い取ったお父さん。

………怪盗ですか

「困ってんじゃねーかよ。しかも俺以外の男と2人きりって…………」

「…………ごめん。」

「まぁ、しょうがないな。初校長だからなぁ………って唯大丈夫？寒い？？」