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君がいなくなって2年
ずっとどうしてなのか分からなかった
俺はずっと君を探してしまってる
もうここにはいないのも分かっている
彼女の知り合いに聞いた
君は今、北海道にいるって
どうしてなのか分からないのが悔やむだけ
部屋にはまだ彼女のはたくさん置いてある
テーブルには俺があげたネックレスも置き去りにされてた
そのネックレスのように
俺は彼女を置き去りにしてしまっていたのかもしれない
あの日の前日、彼女を置いて元カノのとこへ走りにいった
“消えたい“だなんて言うからさ、心配になってしまっただけなんよ
そしたらな、元カノが“康二ってやっぱり優しいね、彼女さんが羨ましい“なんて
“消えたいは嘘だよ。康二に会いたかっただけ。でも簡単に会いに来ちゃダメだよ。彼女さん傷つけちゃうから、、彼氏の相談乗ってくれてありがと“
そこではっとした
自分は何をしてるんやと
でももう遅かった
可愛い寝顔を見た次の朝には彼女の姿はどこにもなかったから
会って謝りたい
今更すぎるけど、2年も経ってしまったけど
俺は軽く荷物を詰めて君が残したネックレスと鍵を持って外に出た
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作者名:かすたーど | 作成日時:2022年11月24日 15時