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クラス会議だ ページ26

茅野「皆の話を整理すると、この5名が候補になるのかな、と」


兵頭「はい」


「はい、兵頭くん」


兵頭「校長はないと思う」



兵頭はそう言うが、柳本が「いや、そうでもないよ?」とその意見を否定した。



「柳本くん、何か知ってそうだね」


柳本「うん、前に校長が景山さんと桐生の事を愚痴ってたの聞いた事あるし、スター選手がいるからマスコミが頻繁に出入りするのを迷惑だって」


「まあ、校長っていう立場からすれば妥当かなぁ……」



茅野は「じゃあ……取りあえずジェイ・ホワイトにしときますか」と言ってAを見た。


何故『ジェイ・ホワイト』なのか、と疑問に思いながらも、目の前にあった赤いチョークで校長の写真の上に疑問を抱いたその名を書いた。


やはりそのネタを知らないクラスメイトは「ジェイ・ホワイト?」「何それ、」と言っていた。



「次は森崎先生」


魚住「森崎先生はぶっきーを狙ってたから可能性はあるよ」


須永「マジか!全然知らなかった」


「あー、よく飲みに誘っているのは見たことあるなぁ。いつもフラれてたけど」


魚住「女心が分からないな〜」



そんな言葉に男子は疑問の目で魚住を見る。



魚住「まぁ、そこが可愛いんだけど」



須永をちらりと見て言う魚住に須永は「はあ?」と言った。



茅野「じゃあ……ここは、ジュース・ロビンソンだな」


宇佐美「ちょ、さっきからそのジェイ・ホワイト…?とか、ジュース…」


「ロビンソン」


宇佐美「そう、ジュース・ロビンソン?とか何なの?」


茅野「もちろん、新日のレスラーですけど」



茅野は「NEW JAPAN CAPの予想と照らし合わせた方が分かりやすいと思って」と当然のように答えると、全員ため息が出そうな顔で茅野を見ていた。



諏訪「分かりづらいから普通にやって」



茅野は「…はい……」と少し落ち込んだようにそう言った。



茅野「あっ、じゃあ3人目の佐久間先生は?」



秋庭が「一言で言うと……キモい」と言うと、堀部や花岡が同意の声をあげた。



熊沢「よく澪奈とAを見ながらニヤニヤしてた」


「まあ、視線感じるなぁとは思ってたけど……まさか私もだったとは」


光永「俺だけの景山、Aにしたい。……独占欲だよ」



Aは顔を顰めて「うぇっ、やだやだ……じゃあ〇だね」と佐久間の写真の上に〇を書いた。

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作成日時:2019年2月3日 19時

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