見た目によらずエリートなんで【two】

エリートなんで54 ページ18

Aと賢二郎がめでたしめでたし(？)した頃、体育館の外では……


太宰｢で、中也の用は叶わなさそうだけど？｣


中也｢ﾁｯ……


はぁ、クソ鯖がいるとは思わなかったんだがな


おまけに鏡花も｣


鏡花｢Aに手を出したらﾌﾞｯｺﾛｽ｣


中也｢それはただ単に怖ぇ


だが、首領がどう出るかにもよるなぁ…


勿論、今回はここで引く


だが、あいつをまた狙う事はほぼ確実だな｣


鏡花｢まだ諦めないの？


このままじゃ、Aは壊れる、確実に｣


中也｢あいつはポートマフィアにとって必要な存在だ


姐さんだってずっとあいつの帰りを待ってる｣


太宰｢彼女本人は絶対戻らないと思うよ


森さんが本当の最後まで諦めなかったら、彼女は森さんを殺して自分も死ぬ｣


中也｢そんな事が出来ると思うか？


あいつは自分が死ぬ事が怖い、その上人殺しだって嫌だっつーやつだ｣


太宰｢そうだね、森さんを殺す確率は少ない


そうなると、彼女自ら特務課の監視下に行く


本人が決めるから、社長でも森さんでも手出しは出来ないさ


どう、分かったかい？無理だということが｣


中也｢……っ、わーったよ、取り敢えず帰る


けど何も無いと思うなよ！！｣


鏡花｢滑稽｣


太宰｢(´^ω^｀)ﾌﾞﾌｫｯｽwww｣


『話し終わった？』


太宰｢あ、Aちゃん！


未来のだn…彼とはイチャイチャできた？足りた？？｣


『………〜〜〜！！！


うるっさい！てれる！恥ずい！！』


太宰｢えぇ…｣


鏡花｢まだあげるとは言ってない｣


太宰｢鏡花ちゃんは親かな？｣


鏡花｢逆に何だと思ってたの？｣


太宰｢えっ……？｣


『親なの？


(聞いちゃった、森さんが私を狙ってること)』


太宰｢Aちゃん、何か言いたいことあるんじゃないの？｣


『太宰さんに聞きます








私は、人を助けちゃだめなんですか？


愛したい人だって


大切な仲間、友達だとも


助けてはいけないの？



守りたいものが沢山あるのは、我儘なの？



私に自由って言うものは無いんですか？』


太宰｢……話の内容、聞いてた？｣


『うん』


太宰｢………そっか、｣


『でも、ポートマフィアには入りませんし、探偵社だって辞めない


特務課はまだ分かりません』ﾆｺ


鏡花｢A、戻ろ？

太宰さん、ありがとうございました｣


太宰｢うん、じゃあね


残り楽しんでね！｣


『はい』

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