見た目によらずエリートなんで【two】

エリートなんで52 ページ15

新嶋｢抵抗しないの？死んじゃうよ？｣


『殺せばいいじゃん』


新嶋｢つまんないの｣


『なんで急に諦めたか知ってる？』


新嶋｢はぁ？知る訳ないでしょ…怖くなった？｣


『殺そうと思え、ば簡単に殺せる、よ


でも、なんだろ


武装探偵、社の名、に、泥を塗る、のは嫌かな、って


どうせ誰も愛してくれないし、理解もしてくれない


分かりはしないさ、皆』


ﾎﾟﾛ


新嶋｢何泣いてんの、ださ｣


『なんだろっ、ね、自分で、言っと、き、ながら、辛かっ、たのかな…』


新嶋｢泣きながら死ぬなんて、ダサすぎ


あはは、良いざまじゃん｣


新嶋は、手にもっと力を入れる


『ぁ』


…………
貴方side


なんでやめちゃっだだろう


簡単に新嶋なんて殺せたのに


もう、死にそう


視界がぐらんぐらんするもん


はは、憎い母も殺せず怒りをぶつけた新嶋に殺されるって……


ほんと、ださ


まだ、死にたくないのに


任務、終わらせてないのに


ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ


新嶋｢ちょ、｣


『もうすぐ、逝けそう』


新嶋｢じゃあ、トドメさしてあげるね｣


いっきに力を込めてきた新嶋


あ、死ねる


｢やめようよ、そーゆーの｣


新嶋｢っ！？｣


『かはッ』


死にそびれた？


鏡花じゃない


｢お前がAを殺したところで、バレー部皆がお前と関わることは無い｣


新嶋｢し、白布くん…？｣


『……し、らぶ？』


新嶋の目線と声のする方を振り向くと、そこに白布と他に白鳥沢バレー部達が


白布｢俺はお前がこの部に残るんじゃなくて、Aに残って欲しい、切実に｣


『白布……









君は、優しいんだね』


こんな私を望んでくれるだなんて

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