見た目によらずエリートなんで

エリートなんで30[過去] ページ38

そんな最低な親に嫌気がさしてきた


成長するに連れて少しづつ反抗するようになった


任務で人を殺す時、毎回嫌だと泣いていた


その度に両親から殴られ蹴られ、嫌々行く事に


Aが11の時、またもやAの元へ殺しの任務が入った


いつもより行きたくなかった


ターゲットはAがまだ親に愛されていた頃、学校で仲良くしていた子


親友だった子


いつも彼女に優しくしてくれたいい子


そんな大切な子を自分の手で殺せと


悪いのは彼女の親なのに


子供まで殺すの？


森に何回も嫌だって言った


けど、黒服や中原さん、皆に首領の命令は絶対って言われた


それでも嫌だった


だから、殺すのは親だけにした


任務の日、ターゲットの家に着いた


中からは親友の声


助けを、求める声


『助けなきゃ』


それからは簡単


任務は私一人だったからすぐに終わった


その子はAの事を覚えてた


Aも覚えてたよ、って


その子はAに感謝したんだ


｢助けてくれてありがとう｣


本当はその子も殺さないといけないって言ったら


｢ポートマフィアからは逃げられないから仕方ないって｣


でも、Aは殺さなかった


武装探偵社に届けよう


そうやって向かってたら


乱歩｢こんにちわ〜！｣


乱歩さんに会ったんだ


そこからはトントン拍子で話は進んだ


親友を任せなって


Aには、2日後に任務帰りに探偵社に行くよういわれた


乱歩さんに、｢君は殺しなんて似合わない


社長ならきっと大歓迎してくれるよ｣って優しい言葉をかけてくれた


その通りにしたら抜けられたんだ


開放された


Aは置き手紙を自分の部屋に置いて


そこからは、幸せになった


なくなった感情が戻ってきて


与謝野さんと買い物をしたり


親友も武装探偵社に入った事や


いっぱい楽しんだ


なのに、ある日探偵社に中原さんが来た


バレてしまった


Aは強制的にポートマフィアに連れ戻された


連れ戻されたAは地下牢に入れられた


彼女は絶望に暮れてた


その時、Qと仲良くなった


毎日退屈しないでいれた


けど、私はもう武装探偵社の人間


そう言ったらQは、羨ましがった


でも、応援してくれた


牢に入れられて2週間


社長が助けに来てくれたんだ


Qとお別れしたとき、また会う約束をした


それ以来、Qには会ってない


まだとっても幼かったQしかAの中にはいない


数日後に、Aが脱走したとポートマフィア内で騒動になった

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