見た目によらずエリートなんで

エリートなんで20 ページ28

『貴方は音駒の主将さんですね』


黒尾｢やだ、覚えててくれたの？嬉し〜｣


『いや、挨拶してたじゃないですか


あれ覚えてない人って寝てた人くらいですよ』


あと、頭が特徴的


『で、何の用ですか？』


黒尾｢いやぁ〜？特に無いんだなぁ｣


『そうですか、ではなぜ肩を鷲掴みしてるんですかね？』


黒尾｢……逃げないように？｣


『何で疑問文なんですか


それに、逃げないようって、鰹節みたい…』


黒尾｢！分かってんじゃん｣


『は？』

…………
黒尾side


さっき及川君に聞いた事だけど、どうやら白鳥沢のマネージャーが青葉城西のマネージャーを虐めている挙句、仕事をしないらしい


オマケに手を出したと言っていた


だから、本性を暴き出してみようと思った


だが、この子がそんな事をするとは到底思えない


きっと城西側のマネージャーが嘘をついているだろう


だが、念の為っていう感じで、白鳥沢の子を疑ってはいない


だけど、この性格が作り物だったら暴いた時面白そうだねって思った


それだけだった

………

『〜♪』


只今片付け中


皆ご飯食べて自由時間にしてる


『あと5枚〜


あと4枚〜』


あと少しで洗い物が終わって今日の大きな仕事は終わるのだ！


『ラストぉ〜』


そう言いながら泡を流す


『んん〜！終わったぁ…』


白福｢おつかれ〜


後はもう好きにしていいよ〜｣


『手伝いますよ？』


雀田｢良いって良いって！


ゆっくりしてな〜｣


『じゃあお言葉に甘えて！


自主練の人の所にいってきまーす』


誰が練習してるんだろう


『どーもー…ｱｯ』


黒尾｢白鳥沢のマネージャーちゃんだ｣


『巾舞Aです


苗字か名前で呼んでください』


黒尾｢OKAちゃん


何しに来たの？｣


『一通り仕事が終わったんで自由にしてていいよって言われたんでここに来ました


私もボール触りたいな〜？』


黒尾｢おぉ！やるか！｣


『やったー！』


木兎｢おー？誰だー！｣


『どうも


白鳥沢のマネージャーの巾舞Aです


お好きなように呼んでください』


木兎｢じゃあ巾舞だなー！俺木兎光太郎！よろしくな！｣


なんか……


『精神年齢低そうですね』


赤葦｢あ、分かります？｣


『誰や君』


赤葦｢梟谷副主将の赤葦京治です


木兎さんに困ったら言ってね｣


『君3年？』


赤葦｢2年｣


『へぇ〜、2年って同じじゃん〜


副主将って凄いじゃん』


赤葦｢まぁ、主将がアレなんで｣


『納得』

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