異能特務課の少女、高校生します【文スト×HQ】

じゅうに ページ13

放課後になった

私はさっきの授業の反省文を書かされていた

ちょうど今帰る所で、ロッカーを見た

『あれ、これ誰の…』

忘れ物があった

ロッカーに書いてある名簿番号を見ると

『国見くんじゃん』

何だろうこれは

サポーター…

ちょっと変わってるな

膝と肘用だけど国見くん怪我してなかったよね

瞬間、ある考えが頭をよぎった

『部活の物…

確かバレーボール部だったよね、国見くん

これよく選手が着けてるやつだこれ

大丈夫かな、持ってってあげよう』

私、優しいから

………
国見side

国見｢……げ｣

金田一｢どうした？｣

国見｢サポーター忘れた｣

金田一｢取りに行けよ｣

国見｢面倒臭いから今日はいい｣

金田一｢おい｣

面倒臭いからいいや、教室遠いし

それにしても、今日も及川さん目当ての体験マネがいる

仕事は全然しなさそう

ずっと黄色い声をあげてるだけ

国見｢…やだな｣

今日もマネージャーはいない様なもんだな

………
貴方side

『体育館…体育館……あった』

あった、けど

『ひとつじゃないじゃん』

1つ1つ見ていく事に

……
『バレーの音…？』

この体育館からキュッという音がする

『ぬ…』

入ろうとした、けど入口に女子が居すぎて入れない

女｢はぁ、今日も及川さん素敵…｣

女２｢分かるー、マネ募集してて良かったわ〜

体験で入れば間近で男バレ見れるもんね〜｣

クソだなこの人たち

早くどいてくれないかな…

?｢またお前らか、仕事は？｣

女｢えっ、えーと、やり方わかんなくってぇ｣

女２｢そ、そう…だから休憩入ればメンバーが教えてくれると思って…｣

『間近で男バレ見れるもんね〜って言ってたのはどこのどいつですか』

女｢……誰｣

女２｢あんたにカンケー無くない？｣

『(無視)花巻さん、こんにちわ』

花巻｢おー、ちびちゃん｣

『違います、白夢叶です』

花巻｢どうした？｣

花巻さんは私の目線に合わせてくれる

『これ、国見くんに』

そう言ってサポーターを渡す

花巻｢ちびちゃんが持ってたのか？｣

『違います、白夢叶です』

わざと？

『教室にあったので、持ってきた方が良いかと思いました』

花巻｢ありがと、国見呼んでくるわ、待ってて｣

『え、別にいいです…よ……行っちゃった』

女｢……ねぇちび｣

『違います、白夢叶です』

女２｢どーでもいいんだけど

それより、邪魔だからどっか行って

用ないんでしょ、もう｣

『でも、花巻さんが国見くんを呼んでくるって言ってましたので』

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