対応には慣れましたよ ページ2
モ「あのー、朔間さん…」
帰ろうと荷物をまとめていると、他クラスの女子三人が声をかけてきた。
あー、もしかしてこの子達、前に兄様(あにさま)が言ってたアイドル科の方へ不法侵入してる子達じゃないか？
なんでも、勝手に写真を撮っていくのだとか。
生徒会も目を光らせているらしい。
優しい兄様はハッキリと言わなかったけれど、要するに、迷惑な輩。
それに、私の外見でも名字でも、わかる人にはわかってしまうだろうから、彼女達がもしそうなら、声をかけてきた目的も明白だ。
深「何か用？」
モ「零様の妹だって噂本当？」
はい、確定ー。兄様のファンだー。
深「だったら何か？」
モ「その、連絡先とかって…」
深「ごめんなさい。そういうのは断ってるの。
なんだったら、直接聞いてみたら？
貴女達なら出来るでしょ？」
勝手に入ったり、撮ったりしてる貴女達なら直接聞けるんじゃない？
そういう嫌味を込めて断る。すると伝わったのか、案の定彼女達はギクリとした。
モ「なに、こいつ。」
モ「そういう言い方はなくない？」
深「そういう言い方も何も、
私は正論を言っているだけだもの。」
思わず笑ってしまい、肩を竦める。
兄様の邪魔なんて本当にやめて欲しい。弟にまで迷惑がかかったらどうしてくれる。
モ「ってか！直接なんて馬鹿でしょ。
向こうには入れないんだから。」
私の言葉を理解していたくせに、しらばっくれる気だろうか。
あぁ！煽ったのは私だけど、流石に少し苛つくなぁ。
深「ハッキリ言わないとわからないの？
それに、侵入は止めといた方が
身のためじゃない？加えて、盗撮？
生徒会が黙ってないと思うのだけれど。
それに、不毛じゃないの？(笑)」
最後に取っておきの満面の笑み(哀れと蔑みを混ぜてとっても馬鹿にした笑顔)をプレゼントして、私は鞄を掴んでその場を悠々と去った。
今日の晩御飯の当番は私だから、早く帰宅したい。木曜日だから兄様も来るし、週に一度三人が揃う貴重な日なのだ。妾頑張っちゃうぞよ♪
背後の教室から、「何なのアイツ！！」「すっごいムカついたんだけど！」とか声が聞こえたけど、気にしない。
頭に血が登って、少し？言い過ぎたような気がしないでもないけど、兄様達に被害が行くよりかは、遥かにましだし。
あー、でも、明日からの学校生活どうしよう。目をつけられて面倒事に巻き込まれるのは嫌だなぁ…
ま、大丈夫か。悪いのは向こうだからね。
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ウグイス(プロフ) - ナツさん» ありがとうございますっ！！そう言って頂けるなんて、感激です！！ (2018年3月24日 10時) (
レス) id: 4cecdb7e61 (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - 深月さんカッコいいですね！ああいうキャラ私大好きなんです！頑張ってください！ (2018年3月18日 23時) (レス) id: d5650580fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キャベツの芽 | 作成日時：2017年11月11日 16時
