第215話 ページ20
「お前こそケガレなんかと手ぇ組みやがって.......俺とお前の喧嘩なんだったらあああああっ」
「そうだねぇ〜〜〜〜っ決着つけようか──────ろ」
ズンッ！！！
「.........かっ、ご.....疾や......」
「おおおおおおっ！！！！！」
「─────いだけじゃ勝てませんよ〜〜〜〜だっ」
「！！？」
ドドッ！！
「あ、ゴメ〜〜〜ン痛かったぁろく〜〜〜っ！！？」
「痛くてもっ.......刺さっても、折れても曲がっても、しんでもっっ！！！！退かんっ！！！！」
ゴシャァン！！！！
悠斗に一撃を入れ、拳を頬に構えたままの状態のろくろの反対側に天馬が現れる。
「しょうがねぇからよお、華ぁ持たせてやるよチビ助ぇ〜〜〜〜〜」
ズォン！！
「
共振してろくろの右腕の形状が変化した腕から攻撃を放った。
ドゴォォォォオオ！！！！
「.....悠斗！」
「(......この感覚はまだ生きてやがるのか.....だが確実に呪力はわずか......もう立つんじゃねーぞ)」
倒れた悠斗を見つめるろくろ。
悠斗は、片目から涙を瞳にためていた。
「絶対ああああいいぃいいい許さなあぁああいじょおぉおおおっ！！！！！」
グォオオオ！！！
「！！」
「！悠っ.....！？」
倒れていたはずの悠斗がいきなり叫びだし、異変に気づいた二人は即座に戦闘態勢をとる。
「！！」
「し......白い......玄胎！」
現れたのは全身が白くなった状態の悠斗は、壊れたように叫ぶ。
「(ガス欠寸前だった呪力がっ......)どうやら────俺たちの見当違いだったみたいだぜ.....
「─────！！どういう意味だよ！？」
「........俺や
「悠斗が........双星.......！？」
「わざとか偶然か今回に限り双星の女が双子の一人として生まれた。その片割れのサル山大将が双星の運命を知っちまったんだと.................そのせいで手前勝手な方法で運命に
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作者名：夏菜沙 | 作成日時：2021年10月1日 18時
