第69話 ページ21
焔魔堂彼方side
真っ白で何も見えない。
何も見えないだけじゃなくて、聞こえないし、話せない。
前回とは違って、真っ暗じゃない。
何も見えないけれど感じられる。
ここは、暖かいところ......。
懐かしい場所。
この先には.....、きっと彼女がいる.....!
探さないと.....!
手を伸ばしては、何にも見えない感じない真っ白な世界でポツンといるはずの彼女を探す。きっといると確信を持って。彼女はこの先に絶対にいる。..........存在している。
『!』
...........いた.....!
______________________見つけた.......!
手を伸ばして、彼女の腕を掴んで捕まえる。
もう一度、貴女に会えたっ!
巡り逢えた!!
逢うことができたっ.....!
また逢えたね?
───そうじゃのぉ?**───
泣いてるの........。
久しぶりに逢えたもんね?
───........嬉しかった。まさか、母に逢えるとは......───
私も驚いたよ。
あっちで、貴女に逢えるなんて、思わなかったよ。
私はこっちで逢うものだと思っていたから.......。
──儂もそう思っておったから驚いたのじゃよ......!でも、嬉しかったのぉ!──
そうだね。
私も嬉しかった!
また貴女に逢えて、話せているから!
───嬉しいのぅ.....、**....!───
うん!
とっても嬉しいよ.....!
ねぇ、清明?
───なんじゃ?.......**?───
遅くなってしまったけど、随分と長い間待たせてしまったけど、もう少しだけ、待っていてくれる?
私の、私達のためにもう少しだけ待っててほしいの。
───!.......うむ!待っておるぞ.....!!そなたが儂の、儂らの元へ、戻って来てくれるのなら.....!帰ってきてくれるのなら!......いつまでも待っておる!おれるのじゃ!───
!!
うん、......待っててほしい.....!
彼らと行くから......、必ず貴女の元に行くから......。
待っていてね?
...........清明。
──**.......我が.....友よ........──
──深淵の地で.........、
________________________待っておるぞ──
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夏菜沙(プロフ) - ありがとうございます!嬉しいです!! (2021年7月31日 13時) (レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
346 - なんで評価低いのかわからない!面白いです!!これからも頑張ってください! (2021年7月30日 0時) (レス) id: b132005490 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏菜沙 | 作成日時:2021年7月22日 16時