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第62話 ページ14

お風呂に入り、制服に着替えてリビングで小夜さんについて聞くことになった。士門と小夜さんは本当の兄妹ではないらしい。でも、御互いを大切にしていることは伝わってくる。士門の眼差しが優しいものだもの。



『私とろくみたいだね?』

「そうだな。俺達も本当の姉弟って訳じゃないし........」

『でも、本当の姉弟にも負けないぐらいの絆で繋がってるけどね!』

「うん!!」



丁度、私とろくろが話していると小夜さん達も同じようなことを話していた。ろくろが疑いの目を向けながら、小夜さんが本当に試験官なのか聞く。



「私はもう11歳!れっきとしたレディーなのよ!?今回だって有馬様から直々に命を受けて来たんだからっ!!」

「(近い近い近い近い!!)」

『(紅、スッゴく渋い顔してる.....)』



彼女の方は、子供と言われたことに対してろくろの前に近付き否定する。その行動で紅緒は、渋い顔をして、繭は慌てている表情をした。

..........モテるなあ、ろくろ。
本人は気づいてない様子だけどね?

小夜さんは、腕を組みろくろになぜ島に行くのか聞いてきた。



「陰陽師としての夢や理想。大事な人達との約束や絶対負けたくない奴との決着。俺が求める全てが島にある!覚悟だってとっくに出来てっから!」

「ふぅ〜〜ん、何?死ぬ覚悟?」

『(覚悟......か.....)』

「信念を貫く覚悟_______だよ!!罪も穢れも全部背負ってでも前に進み続けるんだ......ってな!!」



ろくろがそんな覚悟をもっていたなんて.......成長したなぁ。



「信念は素敵だけど、大事なのはそれが言葉だけではないと証明してみせること.........私はにぃにぃ様のように甘くはないわよ」



士門は........あまいの?
あんなにもボロボロにしてたのに??



「今更びびるかよっ!!島へ行くためなら何でもやってやるぜ!!」



ろくの覚悟はかっこよかった。




でも、この後簡単に何でもと言ってしまうと想像していたのとは全く違う状況になることを知るのであった。
 




 












 




 
『.........え、えーっと裸見られたのは.....そ、その....ドンマイ......』

「思い出させるな!!」

『ご、ごめん.....』

「見られたのは清弦さんの娘さんだったんだぞっ!!」

『ありゃりゃ........』



 

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夏菜沙(プロフ) - ありがとうございます!嬉しいです!! (2021年7月31日 13時) (レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
346 - なんで評価低いのかわからない!面白いです!!これからも頑張ってください! (2021年7月30日 0時) (レス) id: b132005490 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夏菜沙 | 作成日時:2021年7月22日 16時

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