第85話 ページ37
noside
一方、現ではケガレが禍野から現に現れており、聖丸の影響で現側に禍野が侵食し始めていた。清弦や亮悟、星火寮の陰陽師達がケガレを祓っていく。次から次に現れるケガレ。町に行こうとするケガレを慎之助が追いかけて止めようとするが他のケガレに攻撃されてしまう。
「慎之助ぇぇっ!!!!」
「え......うわ.......!!」
「「ぎゃはははははは」」
ヴォッ!!!!!
「「!?」」
「あぁ〜〜〜〜っ!やっと着いた!!」
「!」
「ちわっスぅ〜〜清弦さぁ〜〜ん☆」
「.......お前ら」
「今回は無駄足踏まずに済んだみたいスなぁ〜〜」
「どこがだ!時間外労働に長時間拘束、無駄足以外の何物でもねぇよ!!」
「清弦さんの知り合い......?もしかして、島の陰陽師?」
「どうもぅお疲れ様ス〜〜。あとは俺らがやるんで。十二天将・青龍。水度坂勘久郎ス─────────でこっちの守銭奴が.......十二天将・玄武。雲林院憲剛!」
「お前が仕切んなヤブ医者!」
「有馬の指示で来たのか?」
「そうス〜〜。今回は婆娑羅が本土に渡ったタイミングで編成組んだんで早くつけたんスわ」
「(それを先に言えよ。あのタヌキ)本土に来たのはお前らだけかぁ〜〜」
「もう一人来てるスよ。そっちは禍野のヘルプ行ってるスわ」
「禍野は今、士門の小隊が婆娑羅と戦ってる。こっちに二人もいらねぇから一人禍野にまわせぇ〜〜」
「それも承知してるんスけど..........あの人が一人でいいって言ったんスわ」
「つうか、あの人と一緒に戦って巻き添え食うのはゴメンですよ」
「.......何?誰だ.......誰が来てる」
──────────
ズドッ!!!!
気を失っている紅緒を背にし、護りながら戦う繭良。
倒しても倒しても減らないケガレ。
「(だ......だめ.......威力がどんどん落ちてきてる(くっ.....し........視界も.......や.....やだ......こんな所で死ぬのは.............)」
視界が歪み初め、立っているのもやっとの状態の繭良。
そこに一人の影と声。
「_____________もう十分だよ」
「え?」
ふわ。
「初めての禍野でよくぞここまで戦った!」
繭良の前に現れたのは、土御門有馬だった。
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夏菜沙(プロフ) - ありがとうございます!嬉しいです!! (2021年7月31日 13時) (レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
346 - なんで評価低いのかわからない!面白いです!!これからも頑張ってください! (2021年7月30日 0時) (レス) id: b132005490 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏菜沙 | 作成日時:2021年7月22日 16時