月姫の陰陽師 (ページ44)

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第42話ページ44

　
　
　
──アッハッハッハッ！！やはり、お前は、長い時間探し求めていた最高の殺し相手だ！！！！──

──剣術、体術.....全てにおいて他の陰陽師とは、別次元！！！──

──しかも、娘！......俺とも、技、体力全てにおいて同等.....！！！──

──待ちわびたぞ！！俺を楽しませる最高の相手！！！！──

──また、逢うことを楽しみにしているぞ！！──

──○○○彼方っ！！！！！──

　

その日、赤い刀を持つ少女と

鬼のお面をしたケガレ、婆娑羅は

刀を交えていた。

その光景を私は見ていた。

いや、体験していた。

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なぜか、知っているような夢。
高校二年生になった私は、ある日どこか覚えのある夢をみた。一体、何の夢何だろう？分からないなぁ。もしかして、私の小さい時の記憶.....とか？.......と考えるのは一旦やめよう。

取り敢えず、朝御飯の準備しないとだ。ベッドから出て、洗面所に向かう。顔を洗い、制服に着替えて台所に立つ。愛用のエプロンをきて、準備OK！で早速、朝御飯の支度をする。今日も同じぐらいの時間に起きてきた亮悟さん達。一年でさらに、身長が伸びた彼ら。私も一応伸びた。1㎝だけど........。

もうちょっとほしいっ！

挨拶をして、御飯を食べ始める。時計を見て、そろそろ学校に行く時間。手早く食器を流しにおいて、エプロンを脱ぎ、リュックを背負う。玄関に行って、靴を履き、玄関の扉に手をかける。

『行ってきまーす！』

「「「行ってらっしゃい！！」」」

扉を開けて、学校に向かった。

学校に着くとちらほら、既に教室にいる生徒がいた。HRの時間より四十分早く登校している私。一年前は、三十分前ぐらいに来ていたが、陰陽師としての修行が一年前から始まったので、放課後はほぼ陰陽師の鍛練。私を六年前の強さにするために、清弦さんが本気で私に修行をつけてくれている。

六年前の私.......11歳でどんだけ強かったんだ！
若干、引いたよ。私。

『(放課後かぁ.....)』

放課後になったがこの時間は使えないので、勉強をする時間がない。高校生なので″留年″という聞くだけで恐怖する言葉がある。それにならないように全力で勉強している。

　